日本核武装論を嗤う
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マル激トーク・オン・ディマンド
第291回[10月20日収録]
日本核武装論を嗤う
ゲスト:吉田康彦氏(元IAEA広報部長)
北朝鮮の核実験を受けて、日本の核武装の是非が盛んに取り沙汰されている。
しかしそうした一連の議論は技術的に日本が核を保有する能力を持っているか否かや、核武装が憲法上認められるか否かといった観念論の域を出ていないかに見える。
その一方で、日本では殆ど報道されないが、日本はIAEA査察官が8人も常駐するれっきとした核査察対象国だ。北朝鮮の核実験直後の米国主要各紙の報道にも見られるように、世界の目は日本の核武装の可能性について、日本人の想像を遙かに超えるほど敏感になっている。
核拡散を防ぐための査察を行う国連機関IAEA(国際原子力機関)で日本支部の広報部長を務めた経験を持つ吉田氏は、そもそもIAEAという組織が、戦後日本とドイツの核武装を防ぐことを最大の目的に結成された組織であることを、日本人の多くが正確に認識できていないのではないかとの疑問を呈する。
吉田氏は、日本の核保有が技術的には可能だとしても、万が一日本がそのような方向に一歩でも踏み出せば、国際政治上大変な代償を伴うと言う。日本が核兵器を保有するためにはNPT(核拡散防止条約)を脱退する必要があるが、その際に起きるだろう国連安保理による制裁や各国からのエネルギー供給の停止に、資源の無い日本が耐えられるはずがないというのだ。
果たして核武装論者はこうしたリスクを理解した上で核保有を主張しているのか、と吉田氏は訝る。
また、吉田氏は、北朝鮮の関心は「一にも二にもアメリカ」であり、今回の核実験は米朝二国間協議を実現させ、将来的にはアメリカとの国交正常化をするための手段に過ぎないとの見方を示したうえで、視聴率目的で情緒的な北朝鮮脅威論を煽るメディア報道に苦言を呈する。
そもそも核兵器とは何なのか。日本の核武装は国際的にはどのような意味を持つのか。日本は今後北の核の脅威にどう対応していくべきなのか。吉田氏と共に考えた。
October 29, 2006
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http://www.jimbo.tv/mt4/mt-tb.cgi/324
金正日を舐めてかかるな from 右派社民党公式ブログ
http://news.livedoor.com/topics/detail/3090363/http://news.livedoor.com/topic...
March 24, 2007
コメント
面白くて、一気に見ました。
脳死についての番組のときも思ったのですが、われわれは、重要な問題について、判断の基礎となるべき事実を何も知らされていない、その度合いがますます深まっているという印象を持ちました。政府や専門家が隠しているというだけならば、メディアが暴くのを待てばよい。しかしメディア自身が、知っても国民には隠しているのだとなると、より重症です。
最近、非常に小さく報道されたニュースで、国境なき記者団(Reporters sans frontieres)による2006年報道の自由度ランキングで、日本は51位というニュースがありました。毎日新聞では下記の記事で報じられています。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061025k0000m040095000c.html
最下位は北朝鮮であることに不思議はありませんし、ヨーロッパが上位を占めるであろうことも予想できます。アメリカは日本より低い53位で、日本の「記者団」はかろうじて溜飲を下げたかもしれない。しかし、気になる隣国の韓国が、31位であることは、新聞には書いてありません。そのほか、日本より上位に意外な国がいろいろと入っていることは、本家のページを見るとわかります。
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=19388
非ヨーロッパ諸国でも、ボリビア、ナミビア、キプロス、ガーナ、マリ、パナマ、エルサルバドル、台湾、南アフリカ、モザンビーク、チリ、等々が日本より高い評価を受けています。イスラエルもかろうじて1ランク上です。
日本の低い評価の理由が、「ナショナリズム」と記者クラブとあっては、日本の「記者団」さんは、反論のしようもないでしょう。国民にとって重要なことは、日本は、「報道の自由」についての国際評価はかなり低いのだということを、事実として知らされることです。かつて軍事独裁政権として悪名の高かった諸国よりも評価が下がっているのだということは、この表を掲載すれば一目瞭然であるにもかかわらず、そうしない。一応報道はしているが、肝心の部分はほとんど伝わらないのです。
北朝鮮報道に関する吉田氏の指摘は、とても的を得ていると思いました。ただ、その理由として吉田氏があげておられる「朝鮮民族に対する蔑視」は、北朝鮮報道に関しては否定できないと思うのですが、さらに日本の報道全般に通底するものとして、自分たちに都合の悪いことを報道しない、バツの悪いことを知らせないという習い性があるようです。戦況報告(大本営発表)からスポーツの勝敗まで、日本は他国に勝っているのでなければならない、日本の立場は正しいのでなければならないという強迫観念が、日本の記者たちを支配しているということはないでしょうか。
国民は事実を知らされないことによって、ますます内向きになり、それがメディアの強迫観念をより後押しするという悪循環になっていないでしょうか。北朝鮮悪し、北朝鮮憎しは、「民意」であり「国民感情」には違いないが、事実を正しく知らされない「民意」や「国民感情」が何に到るのか。そういえば、北朝鮮の核実験の原因が「アメリカにある」と答えた韓国世論は、報道の自由の成果であったのかとも思ったりします。
番組後半の宮台氏の「在日」に関する説明は、吉田氏の見解への反論なのか解説なのか、よくわかりませんでした。また、あの流れにおいてなぜあのような「説明」が必要と感じられたのか、私にはよくわかりませんでした。
October 30, 2006
タク庵さん
> 脳死についての番組のときも思ったのですが、
> われわれは、重要な問題について、判断の基
> 礎となるべき事実を何も知らされていない
というのは、僕もまったく同じ印象を受けました。
それから、報道の自由度ランキングも面白いですね。
さっきソウルの韓国人とチャットしてて、「北朝鮮の核実験について、そっちではどう報道されてるの?」って聞いてみたんです。でもなかなか話がかみ合わなくて。
どうしてかみ合わないのかな、と考えてみたら、僕は日本的な「どのメディアを見てもだいたい一緒」というような前提で話している。でも相手はそういう前提を持っていなくて、どうやらこれが原因だったようです。
もちろんこれだけでどうこう言うことはできませんが、いやほんと、報道の自由度は韓国のほうが上って、当たってるかもしれませんよ。
「アメリカの対北朝鮮強硬政策を批判する一方で、自国の太陽政策も同時に批判するのは矛盾してない?」みたいな質問を、ちょっと意地悪かなと思いながらしてみても、「そういう議論もメディア上でやってるけど」とか言って軽くいなされちゃいました。
これも「意地悪かな」と思ったこと自体が日本のマスコミのレベルを前提にしているわけです。日本で言うと、この難度の論理学・修辞学の問題はひょっとして「マル激レベル」? 精進せねばなりませんね・・・
October 31, 2006
Cheさん、コメントありがとうございます。
ってことは、逆に言えば「マル激」も、日本だからマル「激」たり得るのであって、韓国であれば「激」でもなんでもない、「マル並」とか「マル甘」の世界か(ーー;;;
たしかに、吉田氏のレベルの、別に過激でもなんでもなく、まさに正論のレベルの人の言動が「激」に分類されてしまうというという状況は、異常ですね。
ちょっと思ったのですが、もしテレビの連中がこの番組を見たら、吉田氏をテレビに呼べないもうひとつの理由は、言葉遣いかもしれません。広島の原爆に関して、実験もなしに「ものの見事に」爆発したというような表現は、ご本人が「よくない表現であるが」と断っていても、今のメディアでは絶対許容されないでしょう。今のメディアは、中身とか、全体の流れよりも、言葉遣いにこだわる。ジャーナリストというより、文部官僚に近い感覚の連中が多いようなので、言葉遣いの面で絶対ハズさない人でないと、出してもらえないのでしょうね。言論の媒体自体が言論の力を奪うことに精力を費やしているというのが、特殊日本的な状況のように思われます。
October 31, 2006
「マル並」「マル甘」ですか! それは傑作^^ できれば「王道」と呼んであげたいところですが。
一応書いておくと、例のチャット相手は韓・日・英と3カ国語を使える人なので偏差値的に言うと高めなのかもしれません。が、それでもマスコミをさらさらっと見れば、そこそこの人であればその程度の情報が手に入る状況ではあるような話でした。
ちなみに
「アメリカの対北朝鮮強硬政策を批判する一方で、自国の太陽政策も同時に批判するのは矛盾してない?」
の答えは
「アメリカと韓国、両国の対北政策の組み合わせが【北風-太陽】だったのがダメだったということであって、【北風-北風】か【太陽-太陽】のどちらかを選ばなければいけなかったのだ」
というものになります(これはメディアリテラシー以前の、わりと初歩的な論理学・修辞学の問題です)。
ですから、「韓国で太陽政策への批判が出ている」と日本で報道があって、しかもバックの映像がデモ隊だったりすると、
「ほら見ろ! 韓国人だって北朝鮮みたいな狂った国には厳しくすべきだって言ってるじゃないか!」
と思いがちですけど、実際は【韓国の太陽政策】を批判する論者の中には【関連各国の歩調の合った太陽政策パッケージ】を捨ててない人も少なからずいるってことになるかもしれないと想像することはできます(こっちはメディアリテラシーの問題です)。
一方日本はどうかというと、例えば昨今ニュースでよく取り上げられている高校の必修科目未履修問題を見てみましょう。
僕が高校生だったのは10年くらい前のことですけれども、実はその頃から「教科書だけ買って授業はやらない」ということは僕の通っていた高校では普通にやってました。ですから、これを最初にニュースで見たときの印象は「どうして今このタイミングで?」でした。
少したって、確か30日の朝のNHKのニュースだったと思いますが、その番組のトップが「403校まで増えました」というものだったんですね。
この数字を見て思ったのは、「まあ、まったくひどい話ねえ」ではまったくありません。
「こうやって進学率を上げようというノウハウは、どこかが抜け駆けしようとしたというような話ではなく、高校間で共有されていたと見たほうが自然だな」と。
また「これだけやってるんだったら、文部科学省や教育委員会も知ってて黙認してきたと考えるほうが自然で、場合によっては奨励さえしていた可能性だってあるな」ということでした。
であればこそ、「どうして今このタイミングで?」という疑問はますます大きくなります。
ここで、
「ある情報がリークされると都合がいい人間がいれば、その情報は必ずリークされる」
というメディアに関するセオリーに基づき、上の質問はこう言いかえられます。
「今このタイミングで取り上げられたのは、誰にとって都合がいいのか?」
それは番組の2番目のニュースが伝えているように思えました。
「教育基本法改正案の再審議が始まりました。改正派議員は、『愛国心の問題もあるが、高校の未履修問題もある』と主張しています。」
ああ、ひょっとしてこれかな、と。
それと同時に、NHKがトップで未履修問題を伝え、2番目に教育基本法改正案の再審議を伝えたことが、万が一意図的なものであったとしたら、つまり
「俺たちはBBCのようにはやれないけれど、報道順や文脈情報を使ってわかってくれる人にはわかってもらえるようにするんだぜ」
ということであれば、僕はNHKの報道への評価を若干上方修正しなければいけない、とも冗談半分ですが思いました(ここまでがメディアリテラシーの話です)。
ここで論理学・修辞学の話をすると、「『高校の未履修問題もある』ので教育基本法を改正しなければならない」というのは理屈になっていません。
なぜならば、教育基本法改正は「制度の設定」問題であり、高校の未履修問題は「制度の徹底」問題であり、両者は互いに関連しあっているけれども別の問題だからです。
しかし、ここにメスを入れる報道も今のところ僕は見ていませんし、ここに気づく人がどれくらいいるかというとあんまり多くない気もしますが、論理学・修辞学的には(上の韓国の問題に比べても)初歩の初歩です。
さて、マル激はどうかというと、放送回によっても違うので一概に言うことはできませんが、僕はかつて宮台・土井憲法9条論争を見て、「これはいいものを見た」「これは日本のメディア史に残る名論争かもしれない」なんて興奮していたわけです。
しかし、これも「制度の設定」「制度の徹底」問題であり、論理学・修辞学的に見てしまえば、ごくごく初歩の初歩にすぎなかったのでした。
だから何だ、と言われると困っちゃうのですが、上のコメントの内容を詳しく書くとこういうことになります。
実は明後日、宮台さんがうちの近くの大学で市民講座をやるってことで行ってきます。ちょっとこの辺を切り口に突っ込んでみようかと思ってます。
October 31, 2006
私が高校生だったのは、、、、えーっと、、両手両足の指を総動員しても足りないくらい古い話なんで、恐縮なんですが、その頃でも、全教科履修しない高校は当たり前だったと思いますヨ。私のところはたまたま全員が全教科やっていたが、そういう話をすると他校のヤツに珍しがられた記憶があります。いまでは制度が違うのかもしれませんが、実態からいうとどうなんでしょうか。メディアもほんとにそれが問題だと思うならば(私は別に問題と思いませんが)、役所の報告に頼ってないで、ホンネの実態を自ら調査すべきですよね。
日本の教育の最大の問題は、現場の教師が自由にモノが言えないことじゃないかと考えています。どこの国のニュースでも、学校でおきたことについては、現場の教師がカメラの前で発言しているぢゃありませんか。日本では、いつだって校長や教頭、教育委員会が出るのみです。生の教師の声がまったく伝わってこない。カメラやマイクの前に出ることを事実上禁じられているのでしょう(表彰とか、いい話のときは別ですが)。教育再生会議(私は教育最低会議と呼んでいますが)がめざしているらしい教員免許更新は、それでもモノ言う教師を排除しようという意図が見え見えなのに、メディアからは何の批判もない。まあ、現場の教師がモノなど言わず、窓口が一本化して決まり文句を言ってくれているほうが、マスコミさんも取材が楽なのかもしれませんが。。。
November 1, 2006
なるほど、未履修はもっと前からあったことなんですね。
それから不適格な教師の首を切れる制度については、取り入れるべきだと宮台さんもどこかでおっしゃっていたような気がしますが、それもいいかどうかは他の条件による、ということですか。確かに免許更新制度+心の教育とか言うと何やら危険な香りが漂ってきますねぇ。
現場の人間が自由にモノが言えない問題についてはおそらくやや問題が深くて、先に僕が書いたことと関係してくると思うんです。
もし、よくものを知っていて言葉もきちんと使える現場の教師がいたとして、その人が(下手すると自分の首が飛ぶ覚悟をした上で)カメラの前で発言すれば、一定の説得力を持った反論をすることは可能だと思います。
ただそれにも条件があって、民度が低ければ「そんなのは屁理屈だ」の一言で片付けられてしまう、ということがあります。
この辺がね、宮台さんなんかも内部告発を推奨していたりするけど、いまいち腑に落ちないなあと思うところだったりするんですよね・・・
November 1, 2006
以前も書きましたけど、神保さんも、ここに書きこんでる人達も、ちょっと「日本のマスメディア」「日本の大衆」「(それとは違う)自分たち」という極端な図式で語りすぎてるように思います。
神保さんの個人的な経験からくる苛立ちみたいなものの100分の1くらいは、私も理解しているつもりですし、尺の都合上、単純化した表現をしてしまうこともしょうがないかもしれませんが (まあ、それだけとは思いませんが)、そういう図式を強調されると、視聴者としては少々辟易しますし、「おまえは何様なんだよ」「週一のしょぼいトーク番組を配信してるだけの零細企業が何言ってんだよ」と、感情的反発や失笑を買うことにもなります。
また、「マスメディアに対して、相対化ゲームをふっかけるだけの神保、マル激」という矮小化されたイメージが付いてしまうと、「ああ、神保(マル激)だからね~」と、誰もまともには相手をしなくなる、あるいは、「大きなもの、ベタなものを理由なく嫌う、-に文句をつけたいだけ」の、あまのじゃくなだけの偏った人間の巣窟になる恐れもあるというリスクもあります。
「赤旗もどき」を目指しているならまだしも、神保さんはそうじゃないみたいですから、そこのところは注意された方がいいと思います。
植草さんの件の時の書き込みにもありましたけど、はっきり言って、現在、ビデオニュース.comは、独自の取材能力が無い、「報道機関」と呼ぶことが適当どうかもあやしい存在だと思います。
某掲示板に、めぼしいゲストを呼んで話を聞くだけの「ウェブ論壇」だという書き込みがありましたが、なかなか的を射てると思います。
また、神保さんも常々おっしゃっていることですが、マスメディアにはマスメディアの、大企業には大企業の、TVにはTVの、新聞には新聞の、雑誌には雑誌の、ウェブにはウェブの、零細企業には零細企業の、特性や制約があります。
ですから、どこかひとつに完璧を求めずに、全体としてバランスを取るのが、賢いやり方であり、全体として多様で豊かな情報を大衆が摂取できることが、理想的だと思います。
そして実際これまでも、TV・新聞が比較的無難でベタな情報を、週刊誌や月刊誌が突っ込んだ内容を、といった形で住み分けされ、メディアの生態系が形成されてきました。
(そして、今現在さらに、雑誌よりもさらに信頼性は落ちるが、突っ込んだ情報を扱う場として、ネットの掲示板や参加型サイトなどが登場しています)
したがって、TVや新聞がそれなりに鈍臭いのは、当たり前の話であって、そこをことさら槍玉に挙げるのは、ある意味卑怯であり、上記の内容を踏まえていない頭の悪い振る舞いに見えてしまうことも事実です。
雑誌やウェブで流通しているような情報が、あるいはマル激が扱っているような内容が、そのままTVや新聞でも同じように流通する状況を神保さんはお望みでしょうか?そして、それがいいことだとお思いでしょうか?私はとてもそうは思いません。
これは宮台さんが時々言及する「暗黙の了解」「紳士協定」で回っている米国以外の社会の話ともつながってくることだと思います。
日本はそういう社会であるということを語っているビデオニュース.comが、こと報道に関してはそれを踏まえていないというのは、少々ダブルスタンダードというか、自己矛盾というか、皮肉な感じがします。
神保さんが以前おっしゃっていたように、ビデオニュース.comが、マスメディアの代わりができるかと言えば、できるわけがありません。
それぞれには、それぞれの役割があります。
そのことを踏まえた上で、もう少し謙虚に、冷静に、淡々と番組を進行してもらえると幸いです。
長々と書いてすいませんでした。一視聴者の意見として、受け止めてもらえると幸いです。
November 1, 2006
oleoleさんがおっしゃっていること、よくわかるつもりです。なぜなら、僕自身がよく自問することでもあるからです。
一応反論しておきます。
僕はこの神保さんのブログに発言するとき、
「わざわざここまで読みに来る人の多くは、リテラシーやレトリックへの知識をそれなりに持った人、あるいは宮台さん的に言うと民度の高い人だろう」
ということをある程度信頼させてもらっています。
それは悪く言えば甘えにすぎないのかもしれませんし、弊害もあるかもしれませんが、最低限自覚的でいるつもりです。
一方oleoleさんは、
> 「日本のマスメディア」「日本の大衆」「(それと
> は違う)自分たち」という極端な図式で語
ることで、
> 感情的反発や失笑を買うことにもなり
かねず、さらには、
> 相対化ゲームをふっかけるだけ
というイメージが付いてしまうと、
> 誰もまともには相手をしなくな
ったり、
> あまのじゃくなだけの偏った人間の巣窟に
> なる恐れもあるというリスクもあります。
と主張されています。
この意見の前提となっているものを考えるに、
1.「情報の受け手への信頼度」が僕が前提としているよりも低い
2.「エリート⇔大衆」図式が僕が前提としているよりも極端である
ということが言えるのではないでしょうか。
よって、自己矛盾は僕にもありますが、oleoleさんのご意見の自己矛盾はそれ以上であると僕は思います。
November 1, 2006
あははは。
もっとやれやれ。
実はほんとはみんなこの番組が好きなんだろ?じゃーなけりゃ金払ってまで見ないだろ。
なんだかんだ言ってもマル激ならではの他には真似できない独自の発信情報がウリなんですからね。
November 3, 2006
あはは、困っちゃった^^;
でも神保さんに「ちょっと控えろよ」と言われるなら自粛もしますが、他の人に言われたところで悔い改める気はさらさらありません。
ただ今回書いた話について言うと、自分はたまたま修辞学の本をちょっと読んですぐだったので、それが頭にあって気づいたってのが本当のところです。たまたまその本を読んでなければ気づかずに流しちゃっただろうお話。
ですから、僕が「日本じゃこうですね」と言った場合には僕自身も含まれているわけですが、そういうところはもうちょっと丁寧に書くようにしたほうがいいかなとは思いました。
さて昨日、宮台さんの講演に行ってきました。
質問もできました。
なんかうまく言葉にまとめることができなくておかしな聞き方になっちゃっちゃいましたが、宮台さんのほうでフォローしながら説明してもらえたので助かりました。
このとき説明を聞いて思った話を書きたいんだけれども、おそらく宮台さんのほうでも「こういう疑問を持つ人がいるんだな」ってことで番組に反映させてくれるんじゃないかと思うので、書くのはその後にしようと思います。
November 3, 2006
みのもんた氏の芸人批判をYoutubeにアップしたら2日ちょっとで13万件以上のVIEWでした。
一方もうちょっと硬派なネタはなかなかVIEWが伸びません。あらためてニュースがバラエティ化する理由を実感しました。ちょっと硬派だと無料でも見てさえもらえないのですから。それを考えると有料サービスで硬派ネタを送り続けるVIDEONEWS.COMの神保さんや、サタズバで孤軍奮闘の下村さんの凄さを改めて思い知りかつ敬服します。そういえば10年前朝生で四面楚歌の宮台さんの映像がありました(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=R97lS0uhJpk
http://www.youtube.com/watch?v=w9ulOzXhd3Q
みのもんたがいじめ問題で某芸人を大批判
http://www.youtube.com/watch?v=O4giad_mvIg
November 3, 2006
火元(^^?)かもしれない割には、涼しい顔をさせてもらっております。beantownさんの簡潔なコメントにすべて尽くされていると思いますし。
ところで、今夜の朝生に吉田氏が登場されるようですね。マル激と同じように炸裂していただけると、面白い展開になるかも。。。
November 3, 2006
fotosintesi さん
メガネ^^; 宮台さん、外見がなんかうさんくさいっすね。これ見ると、「若い頃はナンパ師だった」なんて信じられないくらい(笑)。声も若干上ずってますしね。
タク庵 さん
僕は最近、朝生も面白いなって思えるようになってきてるんですよ。
バブルの余韻があった頃まではなんとなく共有されていたんでしょうけど、「このままほっといてもどうせまた復活するさ」的な素朴な前提。その上での無邪気な突っ込みあい。
以前の朝生にはそういう印象があったんですが最近は、相変わらずぎゃあぎゃあやってるかと思いきや、時折パタッと静かになったりして、なんとなく断念ムード(?)みたいな雰囲気になるときがあって、それが妙にすがすがしく感じられたり・・・ どう表現すればいいのかよくわかりませんけど。
ついでに僕も一つ番組紹介します。
http://www2.jfn.co.jp/cafe/
『PEOPLE 永田町カフェ』というラジオ放送がネットラジオになったんだそうです。
ゲストは加藤紘一さん。
個人的に興味を持っている政治家さんの一人なんですが、後半の教育バウチャー関連のお話を聞くと、コミュニタリアニズムに過ぎてリベラルさを失わないといいんだけど、という印象を受けました。
November 3, 2006
「もう少し抑制してくれ」と書いてるのに、「マスメディアの批判をするなと言うのか!!」と感情的に噴き上げられるとはね。(笑)
予想してたこととはいえ、たいした「リテラシー」と「民度」ですね。はは。
November 4, 2006
宮台は朝生にこそぜひ出るべきでしょう。この論壇界のマイナーなマーケットでは、なんだかんだ言っても朝生が絶大な影響力があるから、割り切って出ても損にはならない。よしりん以降、若い人が関心を持ってかなり見てるし。また、現実提案能力でいえば、あそこで殴り合い、戦い抜いてこそだと思う。田原はたぶん、宮台の才能を認めてはいるが「もっとこっちに来い」と言ってるんだろう。
ああ、このエントリー核ネタだった・・・
November 4, 2006
>beantownさん
私の最初の書き込みの下から4行目を読んでください。幼稚園児並みの知性とリテラシーがあれば、十分理解できるはずだと思いますので。
>KY
私は全くその必要性は感じないですね。
昨夜(今朝)の出演者より、宮台氏が優れた発言ができるとは、とても思えない。
論点の整理、仕分けも、村田氏の方が圧倒的にうまいと思います。
また、宮台氏や、小林よしのり氏につられて興味・関心を持つようなミーハーは、彼らが去れば、同じように去るわけで、いらないと思います。
November 4, 2006
oleoleさん
私はoleoleさんのマル激に対する感想(注文?)に対して肯定的です。
しかしながらビデオニューズ社の役割を、現状レベルの小規模(視聴者数5000人くらい?)に限定した方がよいかどうかについては疑問です。
ビデオニュース社設立の趣意として、「メディアは調達資金の属性によって報道内容(コンテンツ編集権)に制限が生じてしまうので、これを避けた」ということがありました。
oleoleさんの言われる
>ですから、どこかひとつに完璧を求めずに、全体としてバラ
>ンスを取るのが、賢いやり方であり、全体として多様で豊
>かな情報を大衆が摂取できることが、理想的だと思い
>ます。
について私もその通りと思います。
スポンサーからの独立性を確保する代わりに、視聴者が非常に少数にしかならないのは必然的。しかしその一方で、バランスも必要だなと、1年3ヶ月ほど視聴した私は判断します。
ビデオニュースの手法では「多様で豊かな情報を大衆が摂取できること」という状態は到底達成しがたい。私はこれを改善すべき部分かと感じますね。
私が神保氏に対して疑問を感じるのは、彼がやりたいことの具体イメージを明確に表明していないということです。
例えば具体的な視聴者数の目標設定。この数字によってコンテンツは変わる筈ですからね。
「リーチも欲しいが、番組の質は落としたくない。」などと言っても仕方ないです。内容は数値目標に合わせて合理化していかないと。
神保氏の目標設定(百年計画とか仰っているが・・・)が曖昧では、それに対して視聴者側から具体的にこうすべきだなどと提案しようがありません。(一日一人視聴者が増える程度では100年かけても36500人しか増えない?)
神保氏は地雷問題、CO2問題といったスケールの大きなテーマ選定、そしてメディアを健全化して権力監視をするという非常に大きな事を志向されているのだから、KYさんのご趣旨のように、ここはひとつ具体数値を掲げて自社の視聴者数拡大路線を目指された方がよいのではないかと思う。そのために神保さんが朝生に出てもよいと。
とにかく日本の大手メディアを批判するのは時間がもったいない。民主党の岡田克也さん的な愚直さで行くのなら、oleoleさん言われるとおり
>冷静に、淡々と番組を進行してもらえると幸いです。
ということです。
マル激視聴者数が増えない理由は、大手メディアの堕落によって国民的政治的無関心が生じたことでは無くて、マル激自体の問題と思いますね。
日本国内においてマル激視聴者数が増えない理由は、「丸並み問題?」というか、マル激は実は特別に優れた番組では無いということだと私は感じております。
取り上げているテーマだけで番組の質は決まらず、その伝え方(表現方法)も重要です。
テーマ選定は素晴らしいが、視聴数が増えるような表現上の企業努力をしていないことが問題だと私は思います。もったいないです。
大体、ビデオジャーナリズムなのにマル激において、そのノウハウ、手練手管が反映されているのだろうか?。
営業努力は資金面から限界があるわけだから表現方法で当面カバーするしかないのでは。
海外の評判を取って国内での評判を高める作戦なら、英語字幕をつけるとか・・・。(視聴者の中からボランティアで俺がやってやるよという人が出てくると理想ですが・・・)
視聴者ターゲットを男性に絞り、裸のお姉さんが背景に立っていて、いつもどおり対談をやるとか(これは暴論ですが)・・・・。(神保氏はネットでもっとすごいアダルトHPがあるのだから中途半端は意味無いと言っているが、新しい効果が得られるならば試行する価値はあると思う。)
神保氏はバックナンバーにおいて「異なる意見の論者どうしに意見を戦わせて対論形式にして欲しいというメールが来ることがあるが、そんなことは承知の上でやっている。僕らは対立見解の両方を説明した上で、僕らの意見を言うのだから対論しなくたって同じこと。どのような対立点があるかを細かく知りたかったら自分で勉強して欲しい。」という趣旨のことを仰っています。
でも自分で勉強するなんてどだいは無理な話。視聴者のリテラシーに依拠するスタンスは商売で無いどころか、コミュニケションですら無いでしょう。稼ぎながらなおかつユーザーのレベルを上げることが成果なのだから、レベルの高いユーザーにだけ視聴して欲しいなどとは大学の講義でもあるまいし、報道機関としてはあり得ない話です。
マル激の価値の「一つ」は大手メディアが取り上げないテーマ、視聴者が今まで知らなかったがそれでいて重要な情報、を提供することにあると思います。
>もう少し謙虚に、
相手にしっかり伝えるという基本を押さえた表現をして欲しい。
難しいことを簡単に表現するための最低限度の努力が明らかに足りていないというのが私の感想です。
宮台氏は浮動するインテリゲンチャーを自称し、バカは相手にしたくないのだからそれでいいと思います。
神保氏はもっと大きいことに取り組まれているのだから、何らか表現方法を工夫して欲しい。 ネットか電波かなどという問題ではないでしょう。
November 5, 2006
あのぉ多様で豊かな情報を摂取する気力というか忍耐の有る大衆なんて居るんですかね( ・ω・)?
自分が「主体的」に見たいものを見て、聞きたいことを聞き、書きたいことを書き殴るのが少なくとも自分の周りに居る「大衆」の類型なのですが・・・・まあ「お前も含めてそこまで酷い環境に居る大衆はいくらなんでも対象外」と言われれば、否定は出来ませんがw
大半の「大衆」の意識はまあ凄まじく保守的(というか固守的)なので、どんな形のものであれメディアを通じて自前の価値観を動揺させられる=>>単純に不快感を催されて糸冬な気もします。
あくまで個人的な希望としては番組のレベルを下げられるのは(´・ω・`)ですね。説明不足な点や多少難解な表現も興味があれば、自分で適当に調べてそのうち理解できると思うので、特に流れぶった切って説明とか、視聴者の理解度の前提下げるとかはいらないかと。
November 5, 2006
以前安田弁護士の特集があったので一応ここに貼っておきます。過去の番組のところ(http://www.videonews.com/on-demand/261270/000149.php)にトラバできなかったので。
みのもんたの死刑論「死刑は日本独自の文化」「日本を世界一の死刑大国に」
http://www.youtube.com/watch?v=REyme_97zTY
November 5, 2006
おっ KYさん、beat & NSX さんも登場されましたね。
少し前のエントリーで、お二方と僕とでマル激にはこうあってほしいというようなことを話し合っていましたっけね。
この前宮台さんの講演に行って質問もして、「ああ、そうか」と思ったことがあるので、是非コメントしたいと思っているのですが、今公開収録の回を見ていたところ、そちらとの関連で見てもらったほうがよりわかってもらえそうなので、新しいエントリーが立ってからにします。
November 5, 2006
挑発に思いっきり乗っかって大衆を煽る困った人
【TV】みのもんたが今度は北朝鮮にぶち切れ「経済制裁だけじゃすまさない!」
http://www.youtube.com/watch?v=lB6SUcNv2CU
November 6, 2006
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