知らなかったではすまされない!入管法改正案のすごい内容

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marugeki_hosaka050506.jpg丸激第266回 [2006年5月5日]
入国管理法改正案の中身を知っていますか
ゲスト:保坂展人氏(社民党衆院議員)

プレビュー

 世の中はまだ連休ボケが抜けきれないが、どうやら政治状況はそんな暢気なことを言っている場合ではなくなっているようだ。ゴールデンウィーク明けに終盤戦の山場を迎える国会で、我々の多くが気づかない間にとても重大な法案が与党の賛成多数で次々と可決されようとしている。

 中でも深刻なのが、入国管理法の改正案だ。これは日本を訪れる750万人の外国人に対して、入国審査時に指紋による認証を義務付ける新しいコンピューターシステムの導入をうたったもので、法案は既に衆議院を通過し、ゴールデンウィーク明けから参議院での審議が始まる。共謀罪や教育基本法の改正とは異なりメディアもほとんど問題として取り上げていないため、これは既に成立を前提とした審議が行われているという点でも、より注意が必要だ。

 この法案については、そもそも外国人に洩れなく指紋認証を要求することの是非についても、考えなければならない点は多い。犯罪者でもないただの旅行者にまで例外なく指紋を登録させることの人権上の問題ももちろんある。しかも、数年前にアメリカが同様のシステムを導入した際に、ブラジルがアメリカ人のみに対して入国時に指紋押捺を求める報復的な措置を取ったことからもわかるように、日本が外国人に対してこれを行えば、外国で日本人(とアメリカ人)のみが、同様に指紋押捺を求められるようになる可能性もある。そのような可能性まで考慮に入れた上で、この法案は審議されているのだろうか。

 更にこの法案が注意を要すると思われる点は、外国人同様日本人も希望すれば指紋を登録することができるとしている点だ。指紋を登録することで、高速道路のETCのように、入国審査を自動化することができるという。入国審査場で並ばずに済むという理由で、自ら進んで指紋を登録する人も少なくないだろうが、問題はそこで登録された指紋情報が、どのように管理されるかが法案では明記されていないのだ。

 もともとこのシステムは外国人のテロリストや犯罪者の入国を水際で防ぐことを目的としている。そのため、登録された情報はは法務省、警察、財務省(税関を管轄する官庁として)のデータベースと広く共有されることが、このシステムのウリにもなっている。つまり、日本人でも指紋と個人情報を登録すれば、その情報はデータベース化され広く共有されることになるはずだが、その歯止め策については、もともと日本人の登録を前提としていないため、何も明記されていないのが実情なのだ。

 しかも、更に気になることがある。このシステム全てを請け負っているのが、アクセンチュアというバミューダに本社を置く米国系のコンサルティング会社という点だ。アメリカは同時テロを受けて2004年から1兆円をかけて新たにUS-VISITという入国時の指紋認証システムを導入しているが、それを1兆円で請け負ったのがこのアクセンチュアだった。対米追従が指摘されて久しいが、日本はどうやら入国管理システムまでアメリカのシステムの一部になろうとしているかにも見える。

 今週の丸激では、衆院の法務委員会で法案の問題点を積極的に追求している社民党の保坂議員とともに、入国管理法改正案や共謀罪の問題点と、それが報道されないまま通過していく異常事態などについて考えた。

May 9, 2006



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コメント

投稿者 Sa-Q http://www.lunarflake.com/xoops/

入管法改正のお話、全く知らずにいたことでしたので、非常に興味深く拝見しました。

2,3ヶ月前でしたでしょうか。Winny を介して感染するウィルスによる「情報流出」がメディアで繰り返し伝えられ、内閣官房より異例の「お願い」声明まで飛び出しました。

報道が有る程度落ち着いたところで、今度は「セキュア・ジャパン2006」案なるものが発表されました。
一部では、「Winny対策ソフトを開発」あるいは「独自OSを開発」などと伝えられますが、このソフトは Winny対策に限定されるものではなく、情報漏えいや一般的なサイバー攻撃など、情報セキュリティ全般への対応を目的としているもののようです。

この一連の流れを見ていて、なんだか「胡散臭い」ものを感じていたのですが、アクセンチュア社がどうこう、ということではないのですけれども、もしかしたら、「セキュア・ジャパン2006」というものも、入管法改正の流れとも、あながち無関係ではないのかもしれない、そんな「妄想」を逞しくしてしまいました。

※ 今週公開分の Google のお話も、まだ前半だけですが、大変面白く拝見しました。

May 15, 2006

投稿者 沈思黙考 

9・11事件について再考しませんか?

重い発言1 田中宇氏のサイトより
http://tanakanews.com/g0516WTC.htm
このままの状態が放置されると「ジャーナリズム」は世界的に自己崩壊しかねない。911については「当局が事件の発生を黙認ないし誘発したのなら、その理由は何なのか」「テロ戦争の真の目的は何なのか」「なぜサウジが悪者にされる必要があったのか」「なぜマスコミは、簡単に騙され、いまだに積極的にウソを報じ続けているのか」といった疑問が残っている。「911の犯人はアルカイダではない」ということは、実は911の本質を考える際の入り口にすぎない。

重い発言2 ヴィクター・ソーン著 副島隆彦訳
『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇』 
●本文より
○ハイジャックされた旅客機の"ブラック・ボックス(ヴォイス・レコーダー)"からは、情報がまったく得られていない。ハイジャックされた四機の旅客機は、二機は世界貿易センターへ、一機は国防総省へ、もう一機はピッツバーグ近郊に墜落したことになっている(どこかに落ちたことになっているが詳細はまったく不明)。このうち二機は、定員三七五人のボーイング757型機で、もう二機は定員二八九人のボーイング757型機だった。
これをすべて足すと、合計で一三二八人の乗員を運べる計算になる。加えて、テロが起こった日の便は非常に人気のある時間帯であり、大抵は定員以上の予約を受けつけるほどだった。にも拘わらず、テロ攻撃当日(火曜日の朝)、四機すべて合わせてたったの二六六人しか乗っていなかったと発表された。いつも予約超過で、乗れない客も多かった便が、搭乗率僅か二〇パーセント(あるいは八〇パーセントの空席率で)、一〇六二席もの空席があったことになる。わたしは仕事でよく飛行機を利用するが、これがどういうことなのか、パイロットだけでなく、航空会社の経営者も大いに理解していることを知っている。つまり、定期便に八〇パーセントもの空席があれば、フライトをキャンセルするか、"故障"か何かを口実に飛ばせないかのいずれかなのである。定員三七五人の、いつも予約超過の定期便が、テロ当日は乗客がたった七五人、三〇〇もの空席があったというのは、どう考えてもおかしい。四機すべてがきわめて低い搭乗率のまま、一時間ほどの間に離陸しているのである。
○国防総省の高官たちは「保安上の懸念」から突然、飛行機の予約をキャンセルしていた(2001・9・24 ニューズ・ウィーク)
○なぜ連邦航空局は、ハイジャック機のパイロットと航空交通管制官との全交信記録を公表しようとしないのか
●「訳者による解説文」より
○私はそういう日本的な謙譲の美徳などかなぐり捨てる。わたしたちの日本国に、深く仕組まれる新たなる日中戦争の危機が眼前に迫っているというのに、カマトトぶった、遜った態度などして居られない。
○「九・一一の米中枢テロ事件」は、チェイニー副大統領("今の世界皇帝"デイヴィッド・ロックフェラー九一歳の寵臣である)が、ホワイトハウスの地下の「ウォー・ルーム」(戦争指揮室)から横にいたルイス・リビー補佐官(現在、起訴され、裁判中)に指示を出しながら、アンドルーズ空軍基地で無線誘導したジャンボジェット機二機をビルに激突させたのである。ビル自身は予め各所に仕掛けておいた爆薬で、ビル解体工事(デモリション)の要領で上手に爆破崩落させた。彼らはこれぐらいのイベントは楽しそうにやる。実に困った連中だ。わたしたちの地球がこの悪魔たちにオモチャにされている。


地域固有あるいは民族固有の財産色を払拭させた"貨幣"。伝統という歴史性を無色化した"貨幣" 。理性(=合理=資本の論理)を楯とした生存への執念・・・ユダヤ思想(=利益・欲望の精神=理性の正体)の恐ろしさを感じております。合理的な人生は不合理極まりない・・・
反政府的発言が利益に結びつかないはめに陥った(追いやられた)商業マスコミ全盛の時代、
「一個の精神がどれだけ多くの真理に耐えうるか(ニーチェ)」

May 17, 2006

投稿者 murriel 

入管法改正問題。なかなか面白かったです。

ただし、非常に深い問題ということは感覚でわかるのですが、指紋をとっても「不良外国人」の犯罪捜査に使うだけだとか、指紋認証で出入国手続きが便利になるとか言われれば、リアルな目前の問題として、なかなか見えづらいということがあるかもしれません。

その点で、入国時に指紋押捺と顔写真撮影を求めているアメリカへ渡航経験のある人から、それが非常に不愉快だったと聞きました。

外国人だからという理由で「犯罪予備軍」にされ、自分の情報がそういうモノとして流通し、蓄積されていくことに対する抵抗感っていうのは、実際に経験してみないとわからないものですかねえ。

こういう入管法改正を、日本の治安維持のために歓迎する人がいるようですが、どうせなら治安維持を徹底したいのだったら、日本人全員に指紋登録を義務化してみるのがいいと思いますね。私はいやですけど、どうせなら国民総背番号制なんて、ちゃちなことではなく、国民総指紋登録制にでもすればいいんじゃないんでしょうか。ぜひ、だれかが法案として出してみてほしいと思います。

そのとき、国民がどういう反応をするかが、見ものだと思います。「民度」ということでしょうか。

ま、今の状況では案外賛成する人が多いかもしれません。で、反対するやつには「やましいことをする気持ちがあるからだ」と詰め寄るみたいなことにもなりかねないですね。

ま、そういう民度であれば、人々は、監視されることになれきってしまって、もはや、監視されているとさえ意識しないのかもしれません。それが、ある意味、監視社会の理想なのでしょうか。

May 27, 2006

投稿者 椋代能行 

参考:
NSAによる全米市民の全通話記録の越権参照
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/24/AR2006052401647_pf.html
国境概念の変化について
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/26/AR2006052601570_pf.html

全米市民の全通話明細データをNSAが利用していたとの重篤な報、触りほどにも取り上げていた日本の報道番組はありませんね。
然もこれは、WP紙にもあるように、米国政府がここまでは明かしてよいとしている線に過ぎません。「知り得ない」訳です。

May 28, 2006

投稿者 beat & NSX 

沈思黙考さん

ヴィクター・ソーン著 副島隆彦訳
『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈下〉謀略・金融篇』 を私も読んで見ました。こちらの著書は中丸薫さんが書く”闇の権力を暴く”と称する著書(2冊読みました)と同じ論調ですね。

 マル激の論調では、複雑化する日本の現代社会には全体を見通して陰で操る大ボスがいないことが新しい現象を生んでいるとのことのようです。しかしビクター・ソーン氏によれば、世界はロスチャイルド、ロックフェラーなどの金融財閥が大ボスとして動かしているということのようです。ビクター・ソーン氏が9・11は捏造だとして書かれていることは、概ねそうなんだろうと思うのですが、世界がロックフェラーという大ボスによって動かされているというのは真実と考えてよいのでしょうか?。

 まず沈思黙考さんご自身の9・11事件に対するお考えを教えていただけませんか?。

June 11, 2006

投稿者 沈思黙考 

 小室直樹著『日本人のための宗教言論』にこんな話が紹介されています。「一切いわないということが、宗教的に絶大な効果をもたらす・・・逆に、何か具体的なことが書いてあれば、ああ結局それだけかとなってしまうものである」 ウィトゲンシュタイン風に言えばこうなります。「語りえぬものについては、沈黙しなくてはならない」
語ってしまうことで、意気消沈を招く恐れがあることを自覚した上で、結論から述べましょう。私自身は、矛盾を耐え忍ぼう・・・不安な状態を受忍しよう、と覚悟しております。私の場合、量子力学の解釈に苦しんだ経験、さらに宮台先生の一連の御教示が、矛盾の止揚を断念する覚悟を決める契機となりました。
 陰謀論の立場に立ってみましょう。
9・11 が、国際金融マフィアと言われる面々にとって、寝耳に水の出来事だったとは、私自身全く考えておりません。アメリカに致命的な打撃を与えるのであれば、原子炉に突っ込めばよかったはずではないですか?こうした考え方は、これまでの私自身の経験が織り成したもので、あくまでも私の個人的なものです。ところで、私にとって最も確実な証拠とは、何でしょうか? 現場にいることでしょうか? 信用できる第三者情報でしょうか?チェイニー国防長官が指図していたとされる現場に居合わせたとしましょう。私個人にとってこれ以上確実な証拠はありません。ところで、事の真相を告白する私をどれくらいの方が信用するのでしょうか? 全員一致で信用してもらえる見込みは、先ず間違いなくゼロです。というのも、第三者情報の場合、虚偽であることの蓋然性を否定できないからです。つまり、情報の真偽の確実性の度合は、共有範囲の拡大と共に減少することになります。私の方針は、宮崎学氏と同じです。一般市民を対象とする場合、推定無罪が大原則ですが、統治権力に関しては、推定有罪で望むのが当然。昨今蔓延している言論の不自由感、低IQとされる人々を見込んだ選挙戦略などなど、傍証なら山のようにあります。少なからず自作自演が囁かれる中、当局が疑いを晴らす行動に出ないこと・・・それ自体が事の真偽を示しているのだ、と考える次第です。正統性の調達に事欠く昨今、国と国の正式?な戦争は、ますますやりにくくなっていくことでしょう。刑務所・戦争の民営化(米営化)が、終わりなき日常を彩ることになると思います。
「戦争以上に合理的で実効的な紛争解決の手段を創造しないかぎり、戦争はなくならない(小室直樹著『新戦争論』)」からです。今回の件に限らず、東西冷戦が茶番であったと推察されるのも、ソ連の資産運用を、パリとロンドンのロスチャイルド銀行が差配していたと、広瀬隆氏に御教示いただいたからです。ちなみに、広瀬隆著『ロマノフ家の黄金』によれば、東西冷戦の真っ只中、ソ連とフランスの政権中枢同士(クレムリンの狼ラーザリ・カガノビッチ家と仏首相アルベール・サロー家)の間で結婚がなされていたと紹介されております。
 陰謀論を否定する立場に立ってみましょう。
ここでは、陰謀かもしれないと疑ってはいるが、戦略として、陰謀論に与しない立場について考えたいと思います。宮台先生のお立場は、次のようなものではないでしょうか?かつて、宮台先生はこう述べました、「絶対に所属はしない」のだ、と。旗幟鮮明な立場を取ってしまうと、ステイク・ホルダー(利害当事者)になってしまい、せっかく培ってきた体制側とのチャンネルを閉ざしてしまう恐れが出てきます。「一切いわないということが、・・・絶大な効果をもたらす」ことを思い出してください。「右には右、左には左」の論理で論争してきたのも、各種のチャンネルを閉ざすことなく(右の方に対して左の論理を持ち出すとすれ違いに終わってしまいます)、フリーハンドを確保されんが為の戦略だったのではないでしょうか?陰謀論に与しない理由・・・それは、帰属しないこと、いかなる既得権にも縛られないこと・・・浮動するインテリゲンチャこそ、全体性に近づくことができる唯一の立場だとの強い自覚をお持ちであるが故の戦略・・・体制側とのチャンネルを維持する為の戦略なのだと私は考えております。
 もう少し、私の個人的感想を綴ります。「資金と武力を持たないものは、勢力とならない(副島隆彦著『属国日本史 幕末編』)」・・・重い言葉です。革命の成就にはエトスの刷新が必要なのはいうまでもありませんが、先立つモノがなければ、団塊の世代の学生運動の如き結末と相成りましょう。カトリックに蔑まれてきたユダヤ商人たちの怨念・・・「金儲けの精神(ラシオナリズム、リーズン合利崇拝)を唾棄され、毛嫌いされたことへの、激しい憎しみ、憎悪(副島先生)」が、資金援助の形をとって、プロテスタントを下支えし、宗教改革を緒につけた・・・・プロテスタントは、ユダヤ商人たちと合従連衡することではじめて、近代資本制を作りえたのだ、と想像しております。とはいえ、表立って、自らの正統性を訴えることが困難なのが、土地なき民、ユダヤ人です。権力がどこにあるのかを明確にせず、一般市民に主権者を気取らせ、はめ込んでしまう・・・これこそ、ジェノサイドの記憶をもつユダヤ系金融マフィアの戦略ではないでしょうか?「ジェノサイドの記憶を忘却した日本(宮台先生)」とは、生き残り動機に雲泥の差を感じてしまいます。
 一方、中国の経済成長には眼を見張るものがあります。パテントで雁字搦めの経済市場において、かくも鮮やかな急成長を中国が維持しているのは、何ゆえなのでしょう?敗戦直後の日本同様、パテントの侵害を、欧米多国籍企業が事実上黙認しているからではないでしょうか?というのも、「近代工業化には資本の原始蓄積が不可欠(小室直樹著『中国共産党帝国の崩壊』)」だからです。欧米各国は植民地からの収奪、ソ連は農民からの収奪、敗戦国日本は朝鮮戦争とヴェトナム戦争による特需、韓国はヴェトナム戦争による特需が、近代化に必要な資本の原始蓄積を可能にしました。では、中国は? 農民からの収奪が無理なことは、小室直樹著『中国共産党帝国の崩壊』に紹介されております。つまるところ、パテントの侵害を黙認したうえで実行中の先進多国籍企業による投資が、中国急成長の礎なのではないでしょうか?パテントの侵害を認めない従来通りの投資であれば、途上国の惨状と相成るからです。まさに『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』という結論に同意する次第です。
 論理の瑕疵など探せばいくらでも見つかるものです。ニーチェやハイデガーの著作を読めばわかりますが、初めの主張を翻すようなことを平気で展開しながら、話をどんどん進めております。「すべての「論理的」に可能な解釈を均等に考慮し、どちらに進めばよいのか分からなくなってしまった場面(野矢茂樹著『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』)」を「ツルツルした氷の上」と表現したウィトゲンシュタイン著『哲学探究』を紹介させてください。
「われわれはツルツルした氷の上に入り込み、摩擦がなく、それゆえある意味で条件は理想的なのだが、まさにそのために歩くことができない。われわれは歩きたいのである。だから摩擦が必要なのだ。ザラザラした大地へ戻れ!」
「ザラザラした大地」へ戻って歩くということは、可謬性を自覚して前進するということです。
 「オーソドックスな理論というのは、伝統によって淘汰、洗練されたものだから、その妥当性は丁寧に説明していけば、万人が納得する枠組みである」「結論が生活者の実感と同じならわざわざ学問で知る必要なし」「できるだけオーソドックスな方法を使って、生活者があっと驚くような非常識な結論を導き出すこと」が肝要であると、宮台先生は述べております。私のオーソドックスな方法とは、宮台先生に倣った手法(「右には右に、左には左に」)・・・宮台先生が尊敬される先進の発言に依拠して持論を展開することです。「あっと驚くような非常識な結論」かどうかはともかく、宮台先生に教えを受けている学生諸君が羨ましい。そう思いませんか? みなさん!

June 14, 2006

投稿者 beat & NSX 

沈思黙考さんへ

格調高きコメントをありがとうございます。

>「ザラザラした大地」へ戻って歩くということは、可謬性を
>自覚して前進するということです。

私の疑問がザラツキの範囲であればよいのですが、かなり大雑把な疑問を書いたつもりです。

「ロックフェラー家という大ボスによる世界支配の進行」と「社会の複雑化による、全体性を見渡す大ボスの不在」は耐えるべき矛盾であると沈思黙考さんはお考えなのですね。

 ではロスチャイルド家、ロックフェラー家(及び財界ユダヤ)などが世界支配しているという前提で宮台さんは発言をされているのでしょうか?。だとすればなぜユダヤ金融支配についてのコメントが無いのでしょうか(無い様な気がしますが・・・・)。これは戦略的な行為なのでしょうか?。

素朴な質問ばかりですみませんが、お答えくだされば幸いです。

 
追伸:

 以下は反論ではなく私の感想です。
 可謬性を自覚して前進することは生活者感覚でも当然のことですし、私自身は技術屋の端くれですから、技術(科学の成果)が「あっと驚くような非常識な結論」を出すことにも日常的に触れております。一個の精神が多くの真実に耐え得ないということは分かりますが、何が真実かを知った上で戦略を立てることが肝要と心得るので上記のような細かい疑問を呈しました。
 また宮台さんは社会科学者ですから、社会の全体性に触れたいという関心が強いのは当然のことのように私には思われます。

 因みに、明治天皇すり替え説、天智天皇と天武天皇が百済の武王の息子達であったという説、明治維新を遂行したフリーメーソンの話、9・11捏造説などは真実だろうと私は考えてます。
 また、CO2地球温暖化説は石油枯渇を遅らせるためのキャンペーンだろうと考えております。

June 16, 2006

投稿者 beat & NSX 

椋代能行さん

NSAによる全米市民の全通話記録の越権参照をご紹介されていますが、skypeを使ったインターネット電話の通話記録についてはどう考えればよいのでしょうか?。
 アクセンチュアが出入国管理や日本の官公庁の情報を管理するように、インターネット通話(記録)はskypeが支配し、よからぬことに利用するということなのでしょうか?。

June 16, 2006

投稿者 椋代能行 

beat & NSXさん

skypeについてはよく存じ上げていないのでコメント致しかねるのですが、よからぬことに使うかどうか、よからぬことの定義を差し置いて私見を述べれば、インターネット通話(記録)というものに限らずNTTの日本全国の電話網でも米国と同様の事態が想定されると思ってよいのではと私は踏み込んで考えています。また、自社を資する行為ですね、時の政権に資する行為と等号で結ばれるかどうかには疑問は残っても、そういうのはあると考えた方が、自然ではないでしょうか。

アクセンチュアの話との繋がりでは、安全の為に個人は何処までを犠牲にするのが妥当かという問いじゃないかと思っていますが、同時に、9.11が予測可能だったとする観点からはある種の投機的な動きに乗っかることになってしまい、抜本的努力は放棄した上でのこの種の傾向には釈然としません。

June 19, 2006

投稿者 椋代能行 

beat & NSXさん、参考までに。

http://www17.plala.or.jp/counteractiv2006/archives/cellar/CabinetRiceWine/GoogleArchives/ConversationsWithGoogle.html#argolithm
の Google's Controversy Algorithm を参照なさると面白いですよ。

おまけ。
http://www.the-commons.jp/tahara/2006/05/526.html#comments

ところで、通話記録関連の余談ですが、日本のマスメディアの死との関連付けで例示すれば、「(短い通話時間の中で)公衆電話の逆探知で犯人の所在を突き止め」というような解説がいまだによく出て来ますよね。

これはそもそも前提が誤っているはずです。日本の公衆電話は米国などとは違い一般回線からのin-comingを概ね受け付けないようにしてはいますが、一台一台への個別番号すら振り分けられていないわけではないでしょう。この前提に立って普通に考えれば、NTT局側への番号通知は即座に為されているはずですから、逆探知など「不要」です。(公衆電話の個別電話番号表示をNTT側が用意していないならば始末に終えない馬鹿ですからこれは有り得ないと思います。固体番号は明記されていますがそれとは別の通常の電話番号のことです。)

とするとき、「逆探知」というものが未だ機能しているかに見せかける報道をする機関や番組は事務レヴェルでは妙な具合に低い次元で妥協する親警察権力であることは否定し難いように思われます。とすれば、報道機関や各番組は「真実の報道」に対して多かれ少なかれ疚しい部分を抱えていることになります。視聴者がそこをどう見極めることができるか、ここがポイントじゃあないでしょうか。そう思います。

メディアの立場でみれば、間抜けな犯罪者を挙げる目的で「逆探知」有効説を採ることの肯定的側面は必ずしも否定はできませんが、けれども、こういう幼稚なことを続けていると他の内容の信用までもが失墜してしまいますよという卑近な例のひとつであるようには感じます。こうした辺りから改善していかないとどうにも手の施しようがないんじゃないかなというのが率直なところです。金も掛からず簡単に改善できることがまだまだ山積み放置されているんじゃないでしょうか。(事実誤認でしたら訂正ください。)

June 20, 2006

投稿者 沈思黙考 

 先般の立論で御理解頂けないとすれば、どのようにコメントすればいいものか?まさか再質問されるとは思っておりませんでしたので、少し時間をいただきました。


>「ロックフェラー家という大ボスによる世界支配の進行」と「社会の複雑化による、全体性を見渡す大ボスの不在」は耐えるべき矛盾である


ニュアンスが違います。上記二つのコメントは、私の中では完全に筋が通っておりますが、同時に、私の思い込みにすぎず間違っている可能性もある、という状況を、人智の限界、つまり「耐えるべき矛盾」と述べた訳です。国際金融マフィアに関する宮台真司先生のお考えが何処(いずこ)におありになるのかについて、私なりの見解はあります。とはいえ、御本人にあらざる身・・・私の見解はあくまでも推測にすぎず、誤っている可能性を否定できない、という当たり前の状況を述べたにすぎません。
 私自身は、副島隆彦先生の御指摘「ロックフェラー家という大ボスによる世界支配の進行」を全面的に肯定しております。その上で、「社会の複雑化による、全体性を見渡す大ボスの不在」「小役人チョロチョロ」と仰る宮台先生の意図を推測している訳です。副島隆彦先生の勇気ある御指摘「ロックフェラー家という大ボスによる世界支配の進行」は、誤解しようのない誰にでもわかるやさしいコメントです。一方、「社会の複雑化による、全体性を見渡す大ボスの不在」と仰る宮台先生のコメントは、二枚腰のコメントなのだと、私は考えております。
 「ロックフェラー家という大ボスによる世界支配の進行」について考えてみましょう。私の原体験は、広瀬隆著『赤い楯』です。フランクフルトのユダヤ人ゲットーから、一族の才覚でのし上がった300年王朝ロスチャイルド家の物語・・・貴族とブルジョアの閨閥・・・現代に至るまで結婚と離婚を繰り返しつつ築き上げられた家系図は、誠に強烈でした。欧米の支配階級に「オギャー」と生まれ落ちた途端、数千億円の信託基金に恵まれる人生とは何ぞや? と思ったものです。なるほど、世の中とはこうなっていたのか、と大層驚いた記憶がよみがえります。さて、ここで芽生えるのは、往々にして二項対立的、排他的感情であり、「因果帰属(下記URL参照)」です。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=136&catid=7
野村進著『コリアン世界の旅』を思い出します。第二次大戦中の日本が、アジアの方々に対して行なっていた蛮行を、大変恥ずかしく思っていた私の素朴な感情を相対化(アイロニー化)してくれたのが、本書です。日本は、朝鮮半島から多数の朝鮮人を強制連行し、過酷な労働や売春を強いた訳ですが、当の韓国は、ベトナム戦争で同じ図式を、ベトナム人に対して強いていたのです。帰国して消息不明になった韓国人を父にもつ混血の子供の悲哀が紹介されておりました。強者と弱者の関係は相対的なものであることに気づく契機を与えてくれたのが、 野村進著『コリアン世界の旅』です。近代化はあらゆる途上国の悲願であり、貧困は決して美徳ではありません。宮台先生の教えを、繰り返しましょう。近代化には、犠牲(奴隷)が不可欠であり、近代的暮らしを維持するにも、いわゆる南北問題が不可欠であるという反倫理ならぬ没倫理。途上国から見た日本の姿を自覚せず、短絡的に国際金融マフィアを論難することの恥ずかしさを自覚した次第です。先日読了した G・エドワード・グリフィン著『マネーを生みだす怪物』に、近代を維持していくための仕組みは、「資源を浪費すること=貧困の再生産」であると紹介されておりました。宮台真司・神保哲生共著『アメリカン・ディストピア』の「仕込まれた不完全性(軍事的強硬路線→怨念の蓄積→テロ→・・・)」と全く同じ論旨です。
 整理しましょう。宮台先生の意図は、近代化の仕組みを熟知した上で振る舞うべきである、という至極最もな主張です。宮台先生のお立場は、貧困の再生産によって回る近代という仕組みを熟知した上で、近代的営みを賞揚するカルチュラル・プルーラリストです。近代的生活を営んでいる我々先進国の人間に、「社会の複雑化による、全体性を見渡す大ボスの不在」と仰る宮台先生の意図は、ロックフェラーやロスチャイルドを揶揄することで、貧困の再生産に加担している自らの責任を棚上げする「因果帰属」を戒め、「選択帰属(上記URL参照)」に準拠し、自らの立ち位置(倫理)を再帰的に選択して欲しい、大ボス(ロックフェラーやロスチャイルド)に責任転嫁することなく、責任主体として自覚的に振る舞って欲しい、という願いを込めたメッセージなのだと、私は解釈しております。


> なぜユダヤ金融支配についてのコメントが無いのでしょうか
二項対立的、排他的、短絡的な応答を予防するため、近代の仕組みを重視されるが故のことだと考えております。

June 27, 2006

投稿者 beat & NSX 

沈思黙考さん

 わかりやすいコメントをありがとうございます(うーん、これくらい分かり易いコメントを初めから書いていただけると個人的には嬉しいのですが・・・)。


 沈思黙考さんが9・11事件再考のために出されたビクター・ソーン氏著作の文献(May 17, 2006)は、ユダヤ金融支配体制の恐ろしさを強調された文章のように私には感じられました(今、読んでもそう感じられます)。そこで趣旨がマル激の論調と大きく異なると思い、お考えをお尋ねしたという次第でした。


 また9・11事件に対する沈思黙考さんのお考えがマル激の論調と何ら変わらないということはJune 27, 2006のコメントから諒解いたしました。


 私が気になったのは、どのような知識を前提とするかでマル激の視聴の仕方が変わってしまうからです。(「赤い盾」は私も読んだことがあります。)マル激の出演者が敢えて言っていること、あるいは言っていないことが認識できないと、二枚腰コメントの内容が(コメントの内容が)理解できないことになりますから。


 それにしても沈思黙考さんは博学でいらっしゃいますね。今後ともよろしくおねがいします。ありがとうございました。

July 1, 2006

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 09/20 空腹力が人類を救う

 09/19 内閣官房機密費についての武村元官房長官の証言

 09/19 開放された外務省会見と2つの密約とオバマの核廃絶

 09/19 岡田外相が打ち出した「オープン記者会見」の中身

 09/18 記者会見を原則開放 岡田外相、全メディアに

 09/17 記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係

 09/17 どうやら問題はガバナンスにあるようです

 09/17 記者会見をオープンにするのは簡単なことですよ

 09/17 昨夜のTBSラジオのアクセスがオンラインで聞けます

 09/16 民主党の「記者会見方針変節問題」が英語でも出回り始めたかな

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