結局、米国産牛肉輸入問題とは何だったのか」

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丸激トーク・オン・ディマンド241回 [11月4日収録]
「米国産牛肉輸入問題とは何だったのか」
 先の食品安全委員会の答申案決定を受けて、アメリカ産牛肉の年内の輸入再開が事実上決まった。しかし、厳しい条件がつけられた答申の内容が指し示す通り、食品安全委員会の審議は、食の安全とはかけ離れた次元で、政治や外交にもみくちゃにされた結果でもあった。
 問題点を一つ一つをあげればきりがないが、問題の根底にはやはり小泉政権が一貫してとってきた日本の対アメリカ追随路線があったことは否定できない。アメリカから強く求められれば、日本国内の正規の政治・行政プロセスを歪めてでも、最後には必ずアメリカの要求を満たさなければならなくなっているのが、今日の日本の実情ではないか。
 なぜ日本はデュープロセスを曲げなければならなかったのか。日本に他の選択肢はあったのか。BSE問題をアメリカから取材し続けてきた神保氏の報告をもとに、一連の牛肉外交の虚実を今あらためて掘り起こしてみた。

November 8, 2005



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November 11, 2005


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November 21, 2005

コメント

投稿者 沈思黙考 

トラックバック 自己責任論 from プロパガンダファクトリー ↓に対し、
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タイトル『「ゴルァ!」って何だ?』

> 安全は慎重さが必要で、即断に馴染まぬ問題かもしれない。
「首肯!」
> リスクを減ずる努力と、情報の公開は必要だ。
「首肯!」

正論↑にまぶされたこじつけ↓に、頭を傾げてしまう。

> 消費者には、それぞれに異なった利益がある。
「首肯!」
狂牛病になってもいいから牛丼を食べたい人、20年以内に他界するから大丈夫という人・・・リスクを比較考量して牛丼を食べる人・・・こうした方々と、子を抱える私の利益は、確かに異なっております。
エリック・シュローサー著「ファストフードが世界を食いつくす」を契機に、我が家では、マクドナルドを始めとするファストフードは、生産過程に改善がみられるまで、可能な限り食さないように決めております。
欧州では、飲用牛乳として飲ませることを、法律で禁止されている超高温殺菌乳の問題、BSEの突っ込んだ取材・・・これぞ、広告費に頼らないメディアならではの報道ではないでしょうか?
多様性の擁護を主張したいものです・・・
結論、私は表現の自由に与します。
> 「安全が確信できない」って?勝手な心象を押し付けないでほしい。
「アンビリーバブル!」
端的にいえば、勝手な心象を押し付けるのがメディアの仕事でしょう。
要は、神保氏の番組が、吉野家の牛丼食べたい派の人の立論を、黙殺するか否かで評価すべきなのではないでしょうか?
> 消費者は子供じゃない。情報さえ与えれれれば、自分で考えることができる。
「神保氏の主張には、私情が絡んでるっていいたいのでしょうか??」
情報の選択、論理立て、これ全て主観・・・私情のなせる業でしょう。
純粋な情報などいったいどこにあるのか??
見たくない文章、聞きたくない意見・・・眼を閉じてください、耳を塞いでください。大いに結構・・・大原則は、内面の自由を犯すべからず、です。
結論、私は表現の自由に与します。
>「国民を守るため」の措置で、実は多くの人が苦しんだ。
> 外食産業は多くの犠牲を強いられ、零細の焼肉屋や牛タン屋が消えた。
「Hear! Hear!」 この論旨を敷衍するとこうなる・・・
水俣病で苦しむ人を増やさないようにするため、「実は多くの人が苦しんだ。」皇太子妃雅子の祖父、江頭豊率いるチッソは、「多くの犠牲を強いられ」、塩ビで糊口をしのいできた系列会社は倒産の憂き目に・・・と。
儲かるリサイクルは企業がやっていて、儲からないリサイクルしか残っていないのが、現世・・・環境負荷の高い様々な製品の恩恵を数多受けて生活する私自身も含め、こうした世知辛い世の中で暮らす者にとって、確かに一筋縄ではいかない問題です。
とはいえ、自らの手が汚れていることに目を向けず、事実性の優位を厚顔に謳うことは慎みたい。「ゴルァ!」って何なの? 
リサイクルし難い廃棄物を列挙しておきましょう。横綱は、放射性廃棄物(再処理施設、六ヶ所村を始め原発に盛り沢山・・・最高学府東大の原子力工学科は、響きが悪く廃名・・・量子システム工学科へと変名いたしました、廃業ではありません。現在の名前は、システム量子工学科、何をするのかわからなくしたいようで何とも・・・
731部隊→ミドリ十字→吉富製薬→三菱ウェルファーマ・・・いやはや、目まぐるしい、まだまだ勉強!HIVの患者さんが、薬代を加害企業に支払わざるを得ない狂った世界の出来事です・・・)、
塩化ビニル系(海水:NaCl→旨み調味料(味の素:グルタミン酸Na)→残滓Clのリサイクルでも稼ぎます→塩化ビニル:安価な絶縁体→廃棄物処理は公共事業なり、これぞ世界に冠たる日本製造業の正体、絶縁体が安価なのも、環境負荷を無視すればこそである)
有機水銀(水俣湾底の並々ならぬ臥し様・・・どうしよう??故江頭豊さん)。
>「鳥インフルエンザ問題」で死んだ日本人なら2人いる。浅田農場の経営者夫婦だ。
「Hear! Hear!」↑の論旨は、神保氏の警鐘は針小棒大に過ぎ、吉野家の牛丼がこのまま食べられなくなったらどうしてくれるんだ!って主張?養鶏場で鶏が数百羽単位で死ぬことは珍しいことではありません。弱った鶏から出荷するのは、養鶏業界ではよくあることであったにもかかわらず、その旨を報道せず、浅田農産の会長夫妻を自殺に追い込んだマス・メディアは、確かに犯罪的である。
が、しかし、三浦和義事件報道の無軌道ぶりに端を発する我が国マス・メディアの放火魔ぶり・・・三浦和義氏に対する名誉毀損裁判で、多数のメディアの敗訴が確定したにもかかわらず、クオリティ・ペーパーを自称する大新聞を始め、何ら責任を取ることなく、伸び伸びと出世している記者の皆様に対して、異議を唱えてきたのが「神保哲生さんのようなリベラル系ジャーナリスト」の来し方である。
JR西日本の教訓、未だ活かせず。八つ当たりとはこれいかに・・・
抗議先が間違ってるぞ、「ゴルァ!」← 失礼致しました(笑)。
> 国民を守るための措置が、却って俺らの不利益になっていた。
> 暴動を起こすぞゴルァ!
怖い・・・(笑)。
マス・メディアの浅田農産に対する強引な取材と神保氏のBSE問題に対する警鐘を同列で扱い、リスク排除が一人歩きしたと一括する・・・
BSEは人畜共通感染症だが、鳥インフルエンザは人畜共通感染症ではないにもかかわらず、BSEと鳥インフルエンザを同列で扱うからおかしいのである。
鳥インフルエンザ・ウイルスが大量に混じった糞を吸引することによってヒトに感染(鳥→人)することはありえても、
 死者 1997 香港 6人
     2003 オランダ 獣医1人
     2004 タイ、ヴェトナム 23人
鳥インフルエンザのヒトからヒトへの感染例(鳥→人→人)は全くないのである。人間にとって脅威なのは、鳥インフルエンザ(鳥類間で感染する)ではなくヒトインフルエンザ(人同士で感染する)である。もっとも、ヒトインフルエンザに感染しても、それ自体で命を落とすことはまずありません。5歳以下の子どもや老人が、肺炎や脳症を併発したときに致死となりがちであるのが現状です。以上、鳥インフルエンザに関して、日垣隆著「世間のウソ」を参考にしました。

モワノンプリュさん、Amazonの書評における温かさ、慎重さ、怜悧さに共感を覚えていたのですが、今回の立論には落胆しました。
食糧自給率の低さを背景とした対米交渉の難しさ、田中角栄元首相の独自外交の顛末に脅える為政者の諦観など、私にとって視野を広げてくれた番組は、videonews.com 以外なく、今回のトラックバックもエールだと理解しようと努めます。

November 8, 2005

投稿者 党首 

> 沈思黙考さん

丁寧に読んで頂いて、ありがとうございます。

> 端的にいえば、勝手な心象を押し付けるのがメディアの仕事でしょう。

それはその通りですね。日本のメディアはもっと「主観」「顔」を出していいと思います。

> この論旨を敷衍するとこうなる・・・
> 水俣病で苦しむ人を増やさないようにするため、
> 「実は多くの人が苦しんだ。」

確かにレトリックの種類は同じです。しかし水俣病や薬害エイズの悲劇と、牛肉輸入の問題は、全く次元が違います。ありふれた漁獲物を食べるだけで命を失うとか、命をつなぐための薬が却って死を招くとか、それは許されないことです。牛丼で何人も死者が出るなら、躊躇せず米国産牛肉の輸入や消費を禁止するべきです。

> 神保氏の警鐘は針小棒大に過ぎ、

そう言い切るほどお読みしていないし、準備や見識もありません。

> 吉野家の牛丼がこのまま食べられなくなったらどうしてくれるんだ!って主張?

これについてはおまとめの通り。国益公益に反した「低次元で個人的な主張」であります。

> > 暴動を起こすぞゴルァ!
> 怖い・・・(笑)。

ここは私の「ラーメン馬鹿」ぶりを知っている人になら伝わる「ボケ」です。こういう真面目な場に、ここだけ抜き出されると、ニュアンスが大きく違ってしまいます。

> モワノンプリュさん、Amazonの書評における(略)

これは私に対する言及ではないということで宜しいですか?

November 8, 2005

投稿者 党首 

念のためお断りしておきますが、トラックバックした文章は直接「丸激」を受けたものではありません。日付を見て頂けば分かりますが、1週間ほど前に書いたものです。

November 8, 2005

投稿者 沈思黙考 

党首さん、初めまして。
> ここだけ抜き出されると、ニュアンスが大きく違ってしまいます。
「ゴルァ!」って「ボケ」なんですか?? マンガとゲーム・・・ハマるのが怖くて距離を置いた生活を営む私にすれば、
「ツッコミ」どころか「男気の咆哮」に思えてしまいました(笑)。
> これは私に対する言及ではないということで宜しいですか?
いやあ・・・お恥ずかしい、論理立てはともかく、大層馴染んでおりました文体なので、てっきりそうかと・・・御放念ください。

November 8, 2005

投稿者 沈思黙考 

> 有機水銀(水俣湾底の並々ならぬ臥し様・・・どうしよう??故江頭豊さん)。に関して、訂正いたします。
元チッソ社長江頭豊氏、御存命との由、謹んでお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

November 9, 2005

投稿者 タク庵 

そもそも全頭検査の始まりは、農水省の失態に対する一種のごまかしであったという点に神保さんが触れてくださったのが嬉しかったです。

安全とか、安心感を重視しているようでいて、その実態は大臣のテレ隠し。まあ農水大臣はタケベだけが悪かったわけでなく、その前がずーっと怠慢だったわけですが、「この際全部調べるんだから、おめーら文句あっか」的な居直りで、国民を騙すというのは、これまたなんとも小泉的な手法ではあります。

アメリカがあくまで強硬な態度を崩さないのも、結局「全頭検査」なるものに対する日本政府の本心を見透かしているからでしょう。本気で国民の健康を考えて導入したわけじゃない以上、押せばいつかは崩れる。要は日本政府が国民にどう「説明」するかだけの問題で、学者の意見など、最初からそのための道具立てにすぎないわけですから。

いまや狂牛病(いわゆるBSE)というとすっかり日米の問題になってしまいましたが、もともと本家はヨーロッパだったわけです。ヨーロッパには、日本やアメリカよりもはるかに多くの情報の蓄積があるので、日本人一般の情報チャンネルがもう少し広ければ、日米政府間の不思議な芝居にも、もっと違った光りがあたるはずなのですが、メディア自身がすでにヨーロッパのことなど忘れています。

ちなみに「BSE」などという言葉を使っているのは、日本と、あと御本家イギリスくらいのものではないでしょうか? そのイギリスでもニュースではしばしばmad cow diseaseという言い方をしています。アメリカの高官が現にmad cowと言っている場面に、日本では「BSE」という字幕が付く。日本の記者は耳悪いんか? 政府のご指導があればこぞって「正しい用語」に統一してしまう従順メディアに、独自の視点を持つことなど不可能ではありましょう。

BSEとはオレのことかと、狂牛言い (ーー;

November 11, 2005

投稿者 Gershwin 

神保さん

日本の大手自動車メーカーで環境対策自動車開発に従事する30代技術者です。今年6月から毎回楽しみに番組を視聴させていただいています。

日本人はアメリカングローバリゼーションを懐疑の念を持って見直し、ジャパニーズスタンダード(日本的よき文化)を出来る限り最大化できるように自覚的に近代化すべきである(すべきであった)というお話は概ね分かってきました。

また現在日本では「グローバル化」、「小さい政府」という米国政府による日本社会改革が行われているが、これはアメリカングローバリゼーションそのものであって「日本人にとってのalternativeな近代を発展させるためのロジック」として自己決定したものでは決して無く、通過点としてやむを得ず仮の選択をしたと認識せよというお話も段々分かってきました。

「結局、米国産牛肉輸入問題とは何だったのか」と言えば、番組でご紹介のとおり日本が先進国レベルの政治的実力(交渉力)が無いことを露呈した多くの例の中の一つとしか言いようがないです。ダメな日本の原因としては「エリート絶滅説」にあって「低民度説」は誤りと私自身は考えてます。

「全頭検査」という施策で日本政府は国民へ回答したわけですが、これが外交・国内対策いずれにおいても愚作であったとは私は見抜けていませんでした。愚民なさいです。言い訳になりますが、技術的にELISA法なら間違いあるまいなどと素人考えで納得していました。

さらに言うと当時の世論に、「全頭検査までするなら大丈夫だろう、農水省も米国の圧力に屈せず今回は頑張っている」というような雰囲気があったと思うのは私だけでしょうか。

話がそれますが、京都議定書批准直後に「米国に同調せず、圧力に屈せず今回は環境のために頑張った」という雰囲気があったのと似ているような気がします。私は京都議定書が日本一人負けの不平等条約だという論者なので、BSEの場合も京都議定書の場合と同様にだまされたと感じるという論です。(クールビズ、環境税導入への動きに対しては複雑な思いがあり・・・この件ついては地球温暖化の欄に投稿しました。)

話を戻して、米国産牛肉輸入再開に際して「BSEリスクが不明朗」ということは、マスコミ報道によって少しづつ国民に伝わっているように思います。マスコミへの圧力を下げることによって政府から国民へ「危ないぞ」というメッセージを出したと私は前向きに?解釈しています。甘いですか?。

食品への表示義務の問題について。
食品への表示義務が不十分になりがちな日本の構造について今一度詳細に番組内で紹介していただきたいと希望します。それからどうしても必要な情報はBSEリスク関連食品のリストです(銘柄でなく一般の製品名です)。

丸激は調査報道番組であると思いますが、現業あるいは一般に現れる影響をもっと個別具体的にご紹介いただくとなおのこと良いかと。今回のBSE問題の場合で言うと、リスクのある粉末スープとか食品リストを番組中でご紹介いただきたいです。

なぜ米国牛肉を食べるのかということについて。
要するに国内産が高すぎるからでしょう。食肉流通利権の問題もありです。また不動産利権のために高額の家賃や住宅ローンがあるために、安い牛肉は必要ということでもあるのでしょう。

「民度が低い」と言う以前に衣食住という物質的豊かさが実は足りていなくて(実感できなくて)、自立や尊厳について深く考えるレベルにないのではないかと私は思うのです。日本人の都市市民が手に入れていない豊かさが住宅だということは誰でもわかっていることです。

世界にはもっと貧しい国があるという反論もあるとは思いますが、私はそれはよく調べないと分からないと思いますね。
最低限の衣食住を得るのにどれだけの労働時間をその国では必要とするのかという基準で(先進国間で)比較したデータってないんでしょうか。

November 11, 2005

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