記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係

 記者クラブ問題について、昨日ぼくがガバナンスの問題かもしれないと書いたのは、2つの可能性を想定してのことでした。

 まず一つ目は、鳩山さんがオープンにしたいと言っているのに、官邸官僚が言うことを聞かずに、勝手に記者会見をクローズにした可能性はなかったのかというもの。これは、民主党が、ディスクロージャー政策の一丁目一番地だった記者会見のオープン方針を転換したというよりも、民主党政権が官邸官僚の行動を掌握できてていないために、自分たちの意向通りの政策が実行されないという問題ということになります。要するに政権が自らのお膝元の官邸のガバナンス(統制)を握れていないことになり、これはこれで大きな問題です。なぜって、野党時代はあたり前にやってきた会見のオープン化という単純な方針においてさえガバナンスを発揮でないのであれば、他の大きな「革命的改革」なんてできっこないじゃないですか。

 この説は、今日付で日経ビジネスオンラインに井上理記者が「鳩山内閣早くも公約違反? 隠れた官僚支配の温床壊せず」で指摘しています。要するに官僚が悪者で、民主党はその悪い官僚に手玉に取られているという構図になります。

 しかし、ガバナンス問題にはもう一つの可能性がありました。それは、官邸トップの鳩山さんの意向に反する形で政府の施策が実行されているという意味では、現象としては同じことになりますが、官僚が独走暴走しているのではなく、もっと別のところに問題の震源地があった可能性です。具体的には、鳩山さんのすぐ下で総理の意向を上意下達し、それを実現するために官僚との間に入って調整を行う立場にある平野官房長官が、鳩山さんの意向通りに動いていない可能性です。

 これは井上記者が指摘するような官僚の独善的な暴走とはやや性格が異なりますが、トップの意向がねじ曲げられて実行されているという意味では、これもまた一種のガバナンス問題だと言えます。

 さて、この2つは結果においてはどっちにしても問題なわけですが、処方箋においては重要な違いが出てきます。ならば、まずは問題をはっきりさせねば。問題の所在が分からなければ直しようがないですから。(別に私が直すような問題ではないんですけれども・・・。)

 まあ、私は取材を生業とする者なので、この問題も普通に取材をしてみました。そこでわかったことが以下の結果です。

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September 17, 2009 | トラックバック (13)

どうやら問題はガバナンスにあるようです

鳩山さん自身は会見はオープンにしたいんですね。

私自身は鳩山さんと直接接触はしていませんが、周辺の政治家の話を聞いても、直接やりとりをした上杉さんの話を聞いても、鳩山さん自身はオープンだと言っているようです。

ただ、それがそのまま実行されないのが、今回の問題の本質のようです。私の中では今回の問題はディスクロージャーの問題というよりも、ガバナンスの問題になってきています。

つまり、官僚機構やそれに取り込まれた政治家をトップの政治家が(この場合は鳩山さん)がコントロールできていないことに問題がありそうです。

引き続き動いてみます。

September 17, 2009 | トラックバック (3)

記者会見をオープンにするのは簡単なことですよ

記者会見をオープンにするのは簡単なことですよ。だって、世界中で普通にやっていることなんですから。日本だけができないなんて、変でしょう。

今回は首相が公約違反をしてくれたおかげで、にわかに記者クラブ問題に関心が集まってくれたとみえて、記者クラブ問題のイロハのイをご存じない方にまで、この問題に興味を持っていただき、コメントなども頂いているようです。

開放開放と言うが、具体的な案が出ていないではないかとの指摘も、こういう場で発言するのならもう少し勉強してくださいよとの思いもありますが、これは世界標準のことをやってくださいと言っているだけであり、とても簡単なことなので、中身を列挙しておきます。

<世界標準の記者会見基準とは>

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September 17, 2009 | トラックバック (4)

昨夜のTBSラジオのアクセスがオンラインで聞けます

昨日のTBSラジオのアクセスがオンラインで聞けるようになっています。

http://www.tbsradio.jp/ac/2009/09/post-265.html

前半はどの閣僚に注目するかといった、私にとってはあまりどうでもいい話が結構延々と続きますが、最後の最後に記者会見オープン問題に触れています。

最後に武田さんとややクロストーク気味にもなっていたりします。武田さん自身は記者会見開放論者ですが、今回はロールプレー的に悪役に回ってもらっています。

ただ、やっぱり地上波はラジオと言えども時間が短くて、早口になってしまっていけません。

しかし、ラジオとは言え、記者クラブ加盟社のTBSでこの問題をこうして取り上げるようになったというだけで、私はかなり画期的なことだと思っています。

メディアの側はもう大方、記者クラブへのこだわりは無くなってきてるように見えますが、そこで本丸が見えてくるわけです。これまで記者クラブを煙幕にして、情報を操作したり、情報を隠してきた政治権力です。

今回の鳩山会見も、記者クラブ側は開放やむなしの姿勢だったところ、官房長官からの指示で、開放しなくていいという話になったと聞いてます。やっぱり、一旦権力の座につくと、情報を公開しない方が得策だと考える昭和側のマインドの人はまだまだ多いのでしょう。それが単なる「べき論」ではなく、実はそれが損になることを理解するところから始めるしかないのだと思っています。

September 17, 2009 | トラックバック (0)

民主党の「記者会見方針変節問題」が英語でも出回り始めたかな

この方からトラバをいただきました。
面白かったので、ご紹介しておきます。

英語のサイトですが、他にも日本についていろいろ面白い記事が出ています。

http://kakehashi.wordpress.com/2009/09/15/keeping-a-keen-eye-on-media-openness-of-the-dpj/

ついでにもう一つ、ご存じの方も多いかもしれませんが、外国人記者の間でよく知られる日本ネタサイトです。
http://www.observingjapan.com/

September 16, 2009 | トラックバック (2)

民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆

昨夜の上杉さんとの番組がYouTubeにあげてくれた方がいました。

YouTube - 1-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=kdi_xB0_c4o
YouTube - 2-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=pFposm3ZZ7E
YouTube - 3-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=kmV3l33s-co
YouTube - 4-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=ayU4VfeIfIU
YouTube - 5-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=3PC_h3oHLwI
YouTube - 6-6民主党 記者クラブ開放の公約を反故に 神保哲生 x 上杉隆 http://www.youtube.com/watch?v=pWgjaJwjWHw

September 16, 2009 | トラックバック (4)

出てる出てる

確かに普通の人がこれを読めば、記者会見が開放されたと思ってしまうよね。
記事をよく読めば、外国記者も雑誌記者も、もともと会見に入れる枠を持っていたと書いてあるから、実際は何も変わっていないことがわかるはずなんだけど、うまいっていうか、ずるいっていうか、そこまでやるかって言うか。いやはや、まいりました。

新首相就任会見、雑誌記者の参加認める 内閣記者会(朝日新聞)

首相会見、雑誌記者にも開放(時事通信)

September 16, 2009 | トラックバック (1)

昨夜の上杉さんとの番組がYouTubeにあがっていました

 昨夜の朝日ニュースター「ニュースの深層」での上杉隆さんと私のやりとりの冒頭部分を、YouTubeにあげてくださった方がおられましたので、ご紹介しておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=3giK2W7Ivbo

 しかも、映像には私と上杉さんのやりとりだけでなく、鳩山さんや小沢さんが記者会見で、政権をとったら必ず記者会見は開くと宣言をしているシーンの映像までちゃんと挟んであります。

 これだけの短時間にここまで作られたfotosintesi114iiさん、本当にご苦労さまでした。

September 16, 2009 | トラックバック (0)

Twitter 初心者やってます

Twitter 初心者やってます。
http://twitter.com/tjimbo

アメリカの友人の話では、アメリカではもうtwitterからタンブラー(tumblr)に移っているらしいのですが、ぼくはまだtwitterも使いこなせません。

ついこの間、クラス会をやるからとアメリカの高校の同級生にせがまれて、ようやくfacebookのアカウントを開いたばかりなのに、もう次はtwitterだって言うし、かと思えば、もうtwitterは古いとくる。

よくそんなに次から次へと新しいことをやってる時間あるなと感心しつつも、そう言えばあいつら今、半分くらいは失業中だから時間があるんだと、妙に納得。

とにかくアメリカのメディアの経営状況は想像を絶するほどの惨状ですよ。それでもあまり絶望感がないのも、アメリカの特徴かもしれませんが。

面白いtwitterの使い方があったら、ぜひ教えてください。裏技なども。

September 16, 2009 | トラックバック (1)

産経による鳩山論文の経緯の検証記事

産経が鳩山論文が掲載された経緯を記事にしていますね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090915/stt0909152331026-n1.htm

これだけ時間が経ってるのにこれだけ?という感じもしましたが、よかったらぼくの9月4日の記事と比べてみてください。
http://www.jimbo.tv/column/000562.php

September 16, 2009 | トラックバック (0)

なぜ記者会見がオープンでなければならないのか

 鳩山政権の会見が出だしからオープンにはならないことが決まってしまいました。
 では、なぜ記者会見がオープンでなければならないのか。
 もちろん世界の常識だからと言ってしまえば、それまでですが、重要なのはなぜそれが世界の常識なのか、です。
 特定の社だけが入れるのはフェアじゃないとか、営業妨害とか、新規参入ができなくなるとか、記者クラブ所属の記者が取材をしなくなるからとか、いろいろなことが言われていますが、その核心的な部分はあまり議論されていないような気がします。
 記者会見がオープンでなければならないわけ。それは、会見の出席に制限があると、記者会見が真剣勝負の場にならないからです。特定の社だけを相手にする記者会見を許せば、記者会見が政治権力とメディアの真剣勝負の場にならないばかりか、両者の関係が癒着と堕落の温床になることが、最初からわかりきっているからです。
 参加資格に制限のある記者会見に出られる既存の記者クラブメディアの特権的な地位をpreferred access(優先的アクセス)とかprivileged access(特権的アクセス)と呼びますが、preferredやprivilegedな状態では、記者会見の場で大臣や政府高官が嫌がる質問や他のメディアが嫌がる質問をすれば、その記者やその記者が所属する報道期間はそのprivileged(特権)を失うリスクがある。
 しかし、会見がオープンになり参加に条件がなくなると、どんなに相手が嫌がる質問をしても、会見に出る資格を失う心配はしなくてもよくなるので、容赦無く何でも聞くことが可能なる。それがいつもぼくの言っている、記者会見が真剣勝負の場になる、ということの意味なんです。

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September 15, 2009 | トラックバック (7)

マル激のメルマガを始めました

ご報告が遅れましたが、まぐまぐでマル激のメルマガを始めました。
http://www.mag2.com/m/0001015841.html

September 15, 2009 | トラックバック (0)

TBSラジオ「アクセス」に出演します

TBSラジオ「アクセス」(954kHz)
出演日時:9月16日(水)22:00~24:00
ナビゲーター:渡辺真理
 アクセスには何度かゲストで呼んでいただいていますが、今回は司会の宮崎哲弥さんの代打ということで楽しみです。
 アクセスのナビゲーターの渡辺真理さんは、私がICUラグビー部時代に、部室が隣だったアメリカンフットボール部のマネージャーだったので、毎日顔を合わせた仲でしたが、その後私がテレビ朝日のニュースステーションからTBSのニュース23に活動の場を移すのとほぼ同時期に、渡辺さんはちょうど私の逆コースで、ニュース23の司会からニュースステーションに移籍したりして、卒業後はほぼ完全なすれ違いでした。
 久しぶりに会えるのが楽しみです。

September 14, 2009 | トラックバック (0)

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