世界が嗤う日本のM&A
マル激トーク・オン・ディマンド
第369回(2008年04月26日)
世界が嗤う日本のM&A
日本では企業経営者も株主も、M&Aがお嫌いなようだ。今や上場会社の10%がポイズンビルなど何らかの買収防衛策を導入しているという。また、株主も、企業価値をあげてくれる可能性が高い外資企業やファンドを、「ハゲタカ」呼ばわりして忌避する風潮が根強い。
企業を安く買いたたき、リストラなど容赦ない経営合理化を要求した上で、高く市場で売り抜けるタイプのM&Aが、日本の伝統的な共同体的企業文化とそりがあわず、忌避されるのは分からなくはない。
April 28, 2008 | トラックバック (0)
これでいいのか、日本の排出量取引
マル激トーク・オン・ディマンド
第368回(2008年04月19日)
これでいいのか、日本の排出量取引
今年から京都議定書の第1次約束期間がスタートし、条約を批准した各国は温室効果ガスの削減を本格化しなければならない。京都議定書が締結されたCOP3京都会議で決められた京都メカニズムと呼ばれる温室効果ガスの削減方法のひとつが、排出量取引だ。
排出量取引は、各事業所に排出できる温室効果ガスの量を割り当て(キャップ)、その枠を超えて排出した事業所が、枠に余裕のある事業所との間で排出する権利を売買する(トレード)ことを可能にする制度だ。日本では、政府がハンガリーから排出枠を購入する他、日本の商社や金融機関も国際的な排出量取引をすでに行っているが、日本国内の排出量取引は、財界の反対が根強いために、まだ制度すら立ち上がっていない。しかし、地球温暖化を主要テーマとする洞爺湖サミットが近づくにつれ、排出量取引の導入が論議の的になってきている。
April 21, 2008 | トラックバック (0)
前橋市で講演を行います
前橋市で講演を行います。
【講演テーマ】「地球温暖化に沈む国 ツバル」 いま、ツバルで何が起こっているか!
【日時】4月19日(土)14時から16時
【参加費】当日1300円/前売り1000円
【会場】群馬県女性会館(前橋市大手町三丁目13番5号)
【主催】地球温暖化・いのちと自給を考える村々
詳細はこちらでご確認ください。
http://www.chuiken.com/page-9.html
April 16, 2008 | トラックバック (0)
言論の自由を宝の持ち腐れにしないために
マル激トーク・オン・ディマンド
第367回(2008年04月13日)
言論の自由を宝の持ち腐れにしないために
どうも、言論がおかしい。ちょっとした脅しや訴訟で口をつぐんでしまい、必要以上に自主規制をしているうちに、気がつけば、言いたいことが言えない空気が醸成されているのではないか。
映画『靖国』の上映中止、プリンスホテルによる日教組集会への使用拒否、ジャーナリストに対する相次ぐ高額訴訟、立川の反戦ビラ配りに対する有罪判決等々、立て続けに起きる言論をめぐる異常な事態は何を意味しているのか。
映画『靖国』の上映中止は、週刊新潮に掲載された「反日映画に国の助成金750万円」の記事を読んだ国会議員が試写を求めたことで、映画館が上映を中止し始めた。そして、1台の右翼街宣車が映画館に乗りつけて抗議したところ、次々と上映中止を申し出る映画館が増え、とうとう4月12日予定の封切自体が中止されるに至った。
April 13, 2008 | トラックバック (0)
今週のマル激と最近のマル激についてのご報告
今週のマル激は斎藤貴男さんの司会で、映画「靖国」や立川の反戦ビラ配布問題などをめぐり起きている「表現の自由」論争を、森達也さんをゲストに迎えてお送りする予定でした。
ところが、宮台さんが急の用事で出られないことになり、急遽一水会の鈴木邦男さんに出演をお願いすることになりました。結果的に367回目にして初めてマル激は、私も宮台さんも出ていない番組をお送りすることになりました。
April 13, 2008 | トラックバック (0)
中国がチベットを手放せない理由
マル激トーク・オン・ディマンド
第366回(2008年04月05日)
中国がチベットを手放せない理由
3月10日にラサではじまったチベット人のデモや中国政府への抗議活動は、瞬く間にチベット自治区から、隣接する青海省や甘粛省、四川省へ拡大した。中国政府は、暴徒化したチベット人により商店や政府関連施設が破壊され、犠牲者が出たと発表し、騒乱の背景には、ダライ・ラマ14世の扇動があったとの主張を繰り返している。しかし、その一方で、亡命チベット政府や人権団体は、中国政府が武力でデモの鎮圧を図り、死者の数も百人を越えていると発表している。
しかし、騒乱発生直後から、チベットへの通信網は遮断され、外国メディアの立ち入りは禁止された上、自治区内にいた外国人たちは強制的に退去させられていたため、チベットで何が起きているかについて、正確な情報の入手は難しい状況が続いている。
それにしても国際的な批判をよそに、中国の一貫して頑なな対チベット強硬姿勢には、違和感を覚える人も多いはずだ。
April 5, 2008 | トラックバック (0)
08年大統領選挙でアメリカは何を選択しようとしているのか
マル激トーク・オン・ディマンド
第365回(2008年03月29日)
08年大統領選挙でアメリカは何を選択しようとしているのか
米国の大統領選挙は、民主党の候補者選びが大接戦にもつれ込み、下手をすると夏の全国党大会まで候補者が決まらない可能性が現実味を帯びてきた。メディアもオバマ対クリントンの熾烈な戦いを連日報道し、選挙戦そのものに対する関心は日本でも高まってきているようだ。
確かに、オバマかクリントンが候補となり、11月の本選挙で共和党のマケインに勝利すれば、アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人大統領、もしくは女性大統領が誕生することになり、その歴史的な意味は計り知れない。2度のワシントン勤務を含め、米国の政治を長年追い続けている共同通信社の会田弘継氏は、年齢も46歳と若く政治経験も浅いながら、「包摂」や「連帯」をスローガンに掲げるオバマが、抜群の知名度を誇るヒラリー・クリントンを圧倒している現状に、アメリカ政治の新しい潮流を感じ取ると言う。アメリカは今、自分たちが黒人大統領を選ぶことができる国であることを世界に見せることで、イラク戦争後の泥沼でずたずたに踏みにじられたアメリカの誇りを再び取り戻そうとしているかのようでもある。
March 30, 2008 | トラックバック (0)
宮台さんと尾崎行雄記念財団でトークイベントを行います。
4月1日に宮台さんと尾崎行雄記念財団でトークイベントを行います。
以下尾崎財団のホームページより転載します。
「咢堂塾」発足10周年記念講演会
「今改めて問う、日本のメディアと政治」
【講師】
宮台 真司 氏(首都大学東京教授)
神保 哲生 氏(ビデオジャーナリスト)
【日時】
2008年4月1日(火)午後6時30分~8時30分
【会場】
憲政記念館 第一会議室(千代田区永田町1-1-1:永田町駅、国会議事堂前駅2番出口・徒歩5分)
【参加費】一般:1000円 財団会員:無料
お申し込み参加のお申し込みは、info@ozakiyukio.or.jpから受け付けております。お名前をご記入下さい。
電話・FAXでも受け付けております。
TEL:03-3581-1778 / FAX:03-3581-1856
詳細はこちらでご確認下さい。
http://www.ozakiyukio.or.jp/infomation/2008/0401.html
March 28, 2008 | トラックバック (0)
救急車たらい回しの裏で進行していた医療崩壊の実態
マル激トーク・オン・ディマンド
第364回(2008年03月22日)
救急車たらい回しの裏で進行していた医療崩壊の実態
妊婦や老人が救急病院をたらい回しされた挙げ句、死亡するようなニュースを、最近頻繁に耳にするようになった。救急車が到着して患者を乗せても、受け入れ先の病院が見つからないというのだ。中には、救急車が到着してから受け入れ病院が見つかるまでに4時間を要した末に患者が死亡したり、19回の照会の末に、県境を越えた病院まで搬送しなければならなかった事例もあった。
このように、救急車の受け入れ先がない状態が起きている背景には、医師不足からくる日本の医療システムの崩壊ともよぶべき深刻な現状があると、近著『貧乏人は医者にかかるな! 医師不足が招く医療崩壊』の著者で鈴鹿医療科学大学教授の永田宏氏は指摘する。
March 24, 2008 | トラックバック (0)
公認会計士は、なぜ特捜検察と戦うのか
マル激トーク・オン・ディマンド
第363回(2008年03月16日)
公認会計士は、なぜ特捜検察と戦うのか
検察も裁判所も、一体どうなってしまったのだろうか。
公認会計士の細野祐二氏は、顧問を務める害虫駆除会社「キャッツ」の粉飾決算に関与した容疑で、03年、東京地検特捜部に逮捕された。これに対し細野氏は、「適法な会計処理だった」とは無実を訴え、検察の調書へのサインを拒否し続けた。その結果、細野氏の拘留は190日間に及んだ。
細野氏が拘留されている間、同時に逮捕されたキャッツ社長以下会社関係者は一様に細野氏の共謀を証言したため、東京地裁は細野氏の粉飾への関与を認定し、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を下した。 しかし、一審判決後、ようやく釈放された細野氏が会社役員等に証言の内容を質して回ったところ、いずれも検察が用意したストーリーに沿った嘘の証言をさせられていたことを知る。検察は減刑などの恩恵をちらつかせて、嘘の証言をさせていたと言うのだ。
March 16, 2008 | トラックバック (0)
格差が少子化を加速させる
マル激トーク・オン・ディマンド
第362回(2008年03月08日)
格差が少子化を加速させる
格差社会の現出は、日本をどう変えようとしているのか。
4年前、山田昌弘氏が「希望格差社会」を出版した当時は、日本社会に「格差」が存在するかどうかが論争になるほど、格差問題への危機感は低かった。今や格差は自明のものとなったが、山田氏は早急に社会システムを構築しなおさないと、今よりもはるかに危機的状況が30年後には現れると警告する。それは、格差の影響が、最も大きく現れているのが、少子化問題だからだ。
日本の出生率は、他の先進国同様に、1970年代からゆるやかに低下傾向にあった。80年代は、「少なく生んで大事に育てる」という子育てについての意識の変化や、「独身主義」、「DINKS」といったライフスタイルの多様化が理由にあげられたが、日本の少子化傾向は90年代以降も歯止めがかからない。危機感を抱いた政府が、エンゼルプランや少子化対策基本法などさまざまな対策をとってきてはいるが、2007年度の合計特殊出生率は、1.32と先進国でも最低のレベルになっている。
March 8, 2008 | トラックバック (0)
マル激のコメントはビデオニュースの方へお願いします
マル激のコメントが神保個人のブログとビデオニュース・ドットコムの2つに分散してしまっていてもったいないので、今後神保ブログにあげるマル激のエントリーについては、神保ブログ上ではコメント不可としたいと思います。マル激に関するコメントはビデオニュース・ドットコムのコメント欄へお願いします。
元々ビデオニュース・ドットコムにコメント機能が無かった頃に、代替の場として神保ブログのコメント欄を提供していたという面も多分にあるので、ビデオニュースがブログ化した以上、両方でやる必要は無くなったと考えています。
もちろんマル激以外のエントリーを神保ブログにあげる場合は、今まで通りコメントもトラバもアリにします。
最近マル激を休むことが多くなっているので、本来は個人ブログのエントリーが増えてこなければならないところなのですが、会社の期末の雑務に追われたり、大学の方も、休みに入っても何かとやることがあったりして、取材の方は当初期待したほどは進んでいません。
ただ、こればかりはいずれにしても続けていなければならないことなので、地道にやっていこうと思います。
それほど遠くないうちに、映像か著作かのいずれかか、もしくは両方を通じて、取材の成果をご報告できると思います。
それより、町田徹さんや斉藤貴男さん(今日更新される番組で司会としては初お目見えしていただきます)が参加してのマル激はどうでしょうか。
March 8, 2008 | トラックバック (0)
この目を覆うばかりの制度劣化をいかに反転させるか
マル激トーク・オン・ディマンド
第361回(2008年03月01日)
この目を覆うばかりの制度劣化をいかに反転させるか
5回目の金曜日がある月に恒例となった無料放送の5金スペシャル。今月は、ここのところ2人で語り合う機会が少なかった神保と宮台が、ゲスト抜きのマル激オリジナルスタイルで、最新の気になったニュースを思う存分語り合った。
まずはいわゆる「ロス疑惑」の三浦和義氏のサイパン逮捕を取り上げた。邦人を保護する義務を負う高村外相は逮捕直後の会見で「違和感」を表明しながら、「しかし合法」として「逮捕は問題無し」との立場を取った。しかし、その高村氏が感じた「違和感」こそ、よく考えてみる必要があるのではないか。また、その違和感を誰も声を大にして言おうとしないこの空気の正体は、一体何なのだろうか。
March 1, 2008 | トラックバック (0)
このままでは道路の暴走は止まらない
マル激トーク・オン・ディマンド
第360回(2008年02月24日)
このままでは道路の暴走は止まらない
いい加減食傷気味の向きも多かろうが、またまた道路論争が喧しい。
国会では、3月末に延長期限を迎えるガソリン税の暫定税率廃止を求める野党・民主党と政府与党の攻防が連日繰り広げられ、マスメディアも山奥の無駄な道路などをこぞって紹介している。
しかし、そもそも無駄な道路建設をやめることは、小泉構造改革の目玉の一つだったはず。それがなぜ今また「無駄な道路」論争なのか。
February 24, 2008 | トラックバック (0)




