炭素税はCO2排出削減の決め手となるか
マル激トーク・オン・ディマンド
第379回(2008年07月05日)
炭素税はCO2排出削減の決め手となるか
洞爺湖サミットに向けて発表された「福田ビジョン」で、日本政府は2050年までに温室効果ガスの60~80%削減、排出量取引の試験的導入など、いくつかの踏み込んだ方針を打ち出している。しかし、その中に環境税の文言が含まれていたことはあまり注目されていない。実際には「低炭素化促進の観点から税制全般を横断的に見直す」との遠まわしな表現にとどまってはいるが、首相の口から「環境税」という言葉が語られたことの意義は非常に大きいと、炭素税研究会のコーディネーターとして環境税(欧米では炭素税と呼ばれることが多い)導入を提言してきた足立氏は前向きに評価する。
July 5, 2008 | トラックバック (0)
死ぬか殺すかまで若者を追いつめる労働現場の現実とは
マル激トーク・オン・ディマンド
第378回(2008年06月28日)
死ぬか殺すかまで若者を追いつめる労働現場の現実とは
秋葉原連続殺人事件は、結果的に派遣社員の過酷な勤務状況に社会が注目するきっかけとなっているようだ。既に舛添要一厚生労働大臣は、「日雇い派遣の原則禁止」の方針を打ち出すなど、事件の衝撃性から政治もいつになく敏感に反応しているが、派遣社員やフリーターが抱える問題を取材し、彼らの待遇を改善するための運動に参加してきた作家の雨宮処凛氏は、派遣労働者の待遇が改善されることは歓迎する一方で、自分たちが長年訴えても通らなかった要求が、この事件のおかげで一気に通ってしまったことを複雑な感情で受け止めていると言う。
June 28, 2008 | トラックバック (0)
日本の「ガラパゴス」携帯の持つ可能性と課題
マル激トーク・オン・ディマンド
第377回(2008年06月21日)
日本の「ガラパゴス」携帯の持つ可能性と課題
日本でもいよいよiPhoneが発売される。昨年6月から米国で先行発売され、すでに100万台を売り上げる人気を博しているiPhoneだが、規格の違いから、日本では発売されていなかった。このほど7月11日にソフトバンクから発売されることが正式に決まったが、これはiPhoneが現在日本で普及している3Gという携帯電話の規格を採用したことで初めて可能になったものだ。日本の携帯市場は、昨年末で契約数1億台を突破するほど世界有数の市場だが、世界の趨勢とは異なる規格を使っている上、機能面でも独自の進化を遂げており、「ガラパゴス」と揶揄されるほど、世界でもかなり特異な市場となっている。
June 21, 2008 | トラックバック (0)
なぜ秋葉原なのか、なぜ携帯掲示板なのか、なぜ無差別なのか
マル激トーク・オン・ディマンド
第376回(2008年06月14日)
なぜ秋葉原なのか、なぜ携帯掲示板なのか、なぜ無差別なのか
今回は、緊急特番として、先週日曜に東京・秋葉原で起きた通り魔殺人事件の背景を、若者文化やネット事情に詳しい批評家の東浩紀氏をゲストに迎えて、議論した。
6月8日午後0時30分ごろ、秋葉原電気街の交差点に、2トントラックが突進し、通行人3人をはねた。その後、運転していた男はトラックを降りると、ダガーナイフで歩行者天国の通行人を次々と刺し、警察官に取り押さえられるまでの間に、17人を負傷させ、その内7人が死亡した。この凄惨な事件を引き起こした25歳の派遣社員・加藤智大容疑者は、「誰でもよかった」と犯行の動機を警察の取り調べに対して語っているという。(関連番組再放送中です)
June 14, 2008 | トラックバック (0)
京都の立命館で是枝さんとこんなイベントで話をします
私が現在ジャーナリズムを教えている京都の立命館大学で、映画監督の是枝裕和さんと、こんなイベントで話をします。短いですが、一部映像も上映します。
お近くの方は奮ってご参加ください。
立命館大学産業社会学部メディア社会専攻企画
演出・やらせ・真実をめぐって
~デジタル時代の映像社会学ガイド~
映像が氾濫する時代にあって、映像を通して「事実を伝える」とは?
「事実」を積み重ねていけば「真実」に辿り着けるのか?
「演出」と「やらせ」の境界線はどこにあるのか?
是枝裕和氏と神保哲生氏の作品を見ながら、映像の持つ様々な意味を考えます。
2008年7月10日(木)
時間: 14:45~17:00 (予定)
場所: 立命館大学 衣笠キャンパス 以学館2号ホール
定員: 400名 入場無料・申込不要
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/08mediakikaku/gaiyou.htm
June 13, 2008 | トラックバック (0)
今週は東浩紀さんと秋葉原通り魔殺人を議論します
今週は別のマル激を予定していましたが、宮台さんと相談の結果、急遽予定を変更して、以前に何度かマル激に出ていただいている東浩紀さんと、秋葉原通り魔殺人事件を議論することになりました。
昨日の朝日新聞に東さんの寄稿論文が出ていましたので、リンクを貼っておきます。
絶望映す身勝手な「テロ」 秋葉原事件で東浩紀氏寄稿
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY200806120251.html
June 13, 2008 | トラックバック (0)
抵抗勢力の本丸は政官財のステルス複合体にあり
マル激トーク・オン・ディマンド
第375回(2008年06月07日)
抵抗勢力の本丸は政官財のステルス複合体にあり
自民党内で、増税をめぐる意見対立が鮮明になってきた。少子高齢化によって今後膨れあがる社会保障費の財源を消費税率の引き上げで賄い、財政再建を優先すべきと主張する増税・財政再建派と、増税に反対し、構造改革によって経済成長を図り、税収を延ばすことを主張する上げ潮派に、党内の意見が大きく集約されつつあるようだ。
上げ潮派の中心が、安倍政権で幹事長を務め、小泉改革の正統的継承者を自認する中川秀直衆議院議員だ。中川氏は歳出の削減を徹底して行い、規制緩和などで経済成長率を高める「上げ潮政策」をとれば、「増税なしで財政再建は可能」と主張し、声高に増税反対を唱えている。また、5月末に上梓した新著『官僚国家の崩壊』では、有名なアイゼンハワー大統領の「軍産複合体」演説に準えた、エリート官僚を中心とする「ステルス複合体」が日本の改革を邪魔しているとして、更なる構造改革の推進を強烈に訴えている。
June 7, 2008 | トラックバック (0)
5金スペシャル なぜ日本人は死刑が好きなのか
マル激トーク・オン・ディマンド
第374回(2008年05月31日)
5金スペシャル なぜ日本人は死刑が好きなのか
3ヶ月ぶりとなる無料放送の5金スペシャルは、現在公開中の死刑をテーマにした3本の映画を通じて、死刑と日本の現状を、神保、宮台のマル激クラシックスタイルで語り倒してみた。
世界では多くの国が死刑を廃止する傾向にあり、今やOECD加盟国(先進国)で国として死刑を実施している国は日本だけになっている。(OECD加盟国のうち、制度として死刑が残る国は日本の他、米国と韓国があるが、米国は50州のうち36の州で死刑を実施しているものの、国としての死刑制度は存在しない。また制度としての死刑が残る韓国も、1998年以降その執行を停止しており、実質的な死刑廃止国に数えられている。EUは死刑廃止が加盟条件となっている。)
June 1, 2008 | トラックバック (0)
今週のマル激は5金です
マル激クラシックスタイルでいきます。
クラシックだとゲストもいないのになぜが長くなる傾向がありますが、ぜひおつきあいください。
今回は間に合いませんでしたが、次回を目標に、視聴者の皆さんにも電話やメールで生参加していただく方法を模索中です。
May 29, 2008 | トラックバック (0)
自動車産業が日本から消える日
マル激トーク・オン・ディマンド
第373回(2008年05月24日)
自動車産業が日本から消える日
2007年、トヨタ自動車が、自動車生産台数でGMを抜いて初めて世界のトップとなった。トヨタの08年3月期の営業利益は、過去最高を記録し、世界各地に積極的に拠点作りを進めた成果が実ったとされているが、その一方で、09年3月期の営業利益は3割減という厳しい予想を発表している。他の日本のメーカーも09年3月期の営業利益について、軒並み3割減から、5割減という厳しい見通しを出している。
決算発表の席で、渡辺捷昭トヨタ自動車社長は「昨年後半から今年に入って潮目が変わった」と語り、日本の自動車産業を取り巻く環境に大きな変化が起きていることを示唆した。今回は、その大きな変化とはなにか。そして、一見我が世の春を謳歌しているかに見える日本の自動車産業の深層で何が起きているのかを、自動車産業に詳しい明治大学政治経済学部客員教授の土屋勉男氏を招いて議論をした。
May 25, 2008 | トラックバック (0)
日本が再生可能エネルギーを推進すべきこれだけの理由
マル激トーク・オン・ディマンド
第372回(2008年05月17日)
日本が再生可能エネルギーを推進すべきこれだけの理由
7月の洞爺湖サミットを前に、来月発表される「福田ビジョン」では、2050年までに温室効果ガスの60~80%の削減という思い切った目標を日本として打ち出すことが報じられている。しかし、その実現可能性については大いに疑問が残る。なぜならば、エネルギー政策の抜本的な転換を抜きに、80%ものCO2を削減することは難しいと考えられているにもかかわらず、日本は世界の先進国の中でも、エネルギー政策の転換が大きく遅れを取り始めているからだ。
May 17, 2008 | トラックバック (0)
著作権は誰のためにあるのか
マル激トーク・オン・ディマンド
第371回(2008年05月10日)
著作権は誰のためにあるのか
5月8日、iPodなどの携帯音楽プレーヤーと、テレビ番組を録画するハードディスク内蔵型レコーダーの小売り価格に「著作権料」の一部を上乗せする補償金制度の導入方針を文化庁が提言した。これは既にMDやDVDにかけられている「私的録音録画補償金」を、iPodなどインターネットを通じてコンテンツをダウンロードする機器にまで広げようとするもので、導入されれば数百円程度の補償金が消費者価格に上乗せされることになる。ネット配信が、音楽やビデオ流通の主流になってきている現状を踏まえた措置とされるが、今後パソコンなどにもその対象が広がる可能性も示唆しており、今後利用者サイドからは強い反発が予想される。
May 10, 2008 | トラックバック (0)
思いやり予算、そろそろやめませんか
マル激トーク・オン・ディマンド
第370回(2008年05月03日)
思いやり予算、そろそろやめませんか
去る4月、国会が年金や日銀総裁の人選、ガソリンの暫定税率論議でにぎわう中、参議院で歴史的なできごとが起きていた。野党主導の参院が、憲政史上初めて、外国との条約を否決したのだ。
4月25日、いわゆる思いやり予算として知られる在日米軍駐留経費の日本負担分を定めた新特別協定案を3年間延長する案が、参議院で否決された。日米協定は条約とみなされるため、憲法61条で外国との条約には衆院の優位が定められていることから、協定そのものは難なく延長されたが、民主党の支持率が自民党を上回り、政権交代が現実味を増す中、野党が思いやり予算を否決したことの意味は大きい。
May 3, 2008 | トラックバック (0)




