今週のマル激と最近のマル激についてのご報告

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今週のマル激は斎藤貴男さんの司会で、映画「靖国」や立川の反戦ビラ配布問題などをめぐり起きている「表現の自由」論争を、森達也さんをゲストに迎えてお送りする予定でした。

ところが、宮台さんが急の用事で出られないことになり、急遽一水会の鈴木邦男さんに出演をお願いすることになりました。結果的に367回目にして初めてマル激は、私も宮台さんも出ていない番組をお送りすることになりました。

7年前に宮台さんと私で「せっかくネット放送局を立ち上げたのだから、何か既存のテレビではできないことをやりましょう」ということだけを決めてスタートし、試行錯誤を繰り返しながらお送りしてきたマル激も今年で8年目に入り、その回数も360回を数えるようになりました。

去年はゲストの宮台さんのスケジュールが合わない時に、何度か津田塾大学の萱野稔人さんに出演していただいたり、今年に入ってからはジャーナリストの町田徹さん、斎藤貴男さん、武田徹さんらにも参加していただきながら、マル激のバージョンアップを図る方法をあれこれ模索してきました。

斎藤さんらに参加していただいた最大の理由は、私が毎週マル激の出演に縛られていると、いつまでたっても私の記者としての本来のテーマである環境や開発経済などの長期取材ができないというのが、一義的な理由です。また、私が京都の立命館大学で教えるようになってからは、私のスケジュールもこれまでのように100%フレキシブルというわけには、いかなくなっています。しかし、そういう事務的な理由もさることながら、実績も実力もあるジャーナリストの方々の協力を得ることで、番組をこれまでの方法では到達できなかった高い次元にまで引き上げられるのではないかと考えています。

マル激では地上波テレビのように、大勢のディレクターを抱え、それぞれが得意分野の番組だけを月に1回担当すればいいというような、贅沢な作り方は許されません。そのため、少人数のしかも若いディレクターたちで、会員になってまで(つまりお金を払ってまで)視聴するに値すると思っていただける番組を、あらゆるテーマで毎週制作しなければならないという制約を抱えています。その制約下で、町田さん、斎藤さん、武田さんのようなそれぞれ自分の分野やテーマをもって取材を重ねてきているジャーナリストの協力を得られるということは、ビデオニュース・ドットコムにとっては、計り知れない援軍になると思います。

具体的には、元日経の記者で経済ジャーナリストの町田さんには主に経済、金融、ビジネス等の分野を、斎藤さんには主に一般的に社会部の領域を言われる社会や警察、司法などの分野を、科学や文化、メディアなどのテーマに造詣の深い武田さんにはまさにその分野のテーマを主に担当していただこうと考えています。そうすることで、それらのテーマをマル激が扱う時は、これまでのように付け焼き刃で資料を詰め込んだだけの私が司会をした場合と比べて、はるかに充実した議論がゲストと宮台さんや萱野さんの間で展開できるものと考えています。

もちろん上記の守備範囲に入らないテーマや、地球環境、フェアトレード、開発経済、そして広い意味での国際政治や米国政治など私自身が取材対象としているテーマの場合は、私も他の司会者かの方々に負けじと司会役に挑戦し続けます。また、私が出ていない場合でも、ビデオニュース・ドットコムの編集責任者は私ですので、私が責任を持って番組のクオリティコントロール担っていく所存であることは言うまでもありません。

更に、これは現時点では構想段階ではありますが、宮台さんとは、マル激のオリジナルのスタイル、つまりゲスト抜きで、宮台さんと私が2人で最近のニュースを次々と切っていくスタイルの番組を、『マル激クラシック』などと称して、ぜひ月1回くらいのペースではやりましょうという相談をしています。私はできれば、1回目の放送を音声のみの生放送にすることで、視聴者参加型のコールイン(それもTBSラジオのアクセスのように、実はあらかじめ仕込んだ相手に局が電話をかけ直しているような疑似コールインではなく、無制限で次々と入ってくる電話を捌いていくアメリカ側の本物のコールイン)をやってみたいと考えています。

この件については、もう少し議論が煮詰まった段階で、あらためて報告します。

今後とも、マル激ならびにビデオニュース・ドットコムをよろしくお願いします。

April 13, 2008



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コメント

投稿者 沈思黙考 

 副島隆彦著『現代アメリカ政治思想の大研究』より引用。
『社会福祉のさらなる増大を求める国民多数派の圧倒的な声』・・・
『「貧しい人たちのことなど考える必要はない」とは・・・・絶対に言えないのだ』 『福祉問題とは、つきつめれば「では、そのお金をいったい誰が払うのか」という問題』です。『福祉賛成なら、その人は自分を含めて増税賛成主義者』でなければなりません。『日本の場合は公務員が多くても、その分失業対策の意味があったりする』一方、『社会福祉を錦の御旗にして公務員の数ばかりが増えて、そのあげく増税と財政赤字を引き起こしている政治の実態』があります。

『「弱者救済」「社会福祉の増進」という考え方そのものは、何人も簡単には否定できない思想である。・・・ところがこの地上で、もし無制限の弱者救済を言うならばどういうことになるか。おそらくそれは「弱者救済による全人類の共倒れ」になってしまうだろう。・・・「弱者救済・人権」派の人々の致命的弱点は、責任をとりきれないのに、自分の正義感だけを支えに、
その自分勝手な正義感を「人間存在そのものの正義」と置き換えて、その「大正義」を無理に無理を重ねて続けることだ。そして結局、彼らは冷酷な経済法則との闘いに敗れ去る。経済法則を無視した言論は、結局は時間との闘いに破れて、倒れるのである』
『人間の生存権は憲法にはっきりと定められているのだから、何が何でも全ての人の自由と平等を実現しろ』というリベラル派の声に対し、『「おそらくそれは無理であろう」と、はっきり公言することは控えるが内心ではそう思っているとするのが、保守思想なるものの核心だと思う』

 府民から愛されたいならば、官僚や同僚政治家(リベラル派を福祉を謳い文句にして抱き込むことで、実務的な権力を維持し続けようとしている政権内部の方々)を敵に回さねばならない橋下徹大阪府知事をゲストに呼んでいただけないでしょうか?


 武田徹先生へ
2008年 4月20日付の日記読ませていただきました。
http://162.teacup.com/sinopy/bbs
多数の視聴者相手だと、合いの手にも気遣わざるを得ないようですね。
白くキレイな歯並び etc など、見た目重視的なデオドラントな時代の流れには、勝てそうもないですね。

April 23, 2008

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