米で3頭目のBSEか?委員の先生方には心底同情しますが、しかし・・・
Tweetどうも3頭目がでちゃったみたいですね。
現状では陽性の疑いということのようですが、これも2例目と同じく4ヶ月も前の話が今になって出てきているようなので、どっちにしてもあまり信頼性の高い話とは言えなさそうです。
実は昨日(27日)BSE関連の参考人招致があったので衆院農水委員会をのぞいてみたんですが、そこで爆弾発言に遭遇。参考人として呼ばれていたプリオン研究では日本で一、二を争う権威の品川森一動物衛生研究所プリオン病研究センター長が、実は昨年12月に同委員会の寺田雅昭委員長に辞表を提出していたことを突然委員会のやりとりの中で明らかにしてしまったのです。
さらに驚いたことに、その時寺田委員長は、「今あなたに辞めると困るから、この先調査会に出なくてもいいから、籍だけは残しておいて欲しい」と言われたので籍は残してあるが、それ以来委員会には出席していないと、品川さんは証言しています。
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200507270344.html
実はプリオン調査会は、同調査会座長代理の金子清俊東京医大教授も5月に「国内対策の見直しを利用された責任を痛感している」と述べ、専門委員を辞任する意向を示しています。
品川さんといい、金子さんといい、食品安全が恐らく上からの(もしくは役所側からの)プレッシャーで、無理矢理黒い物を白と言わされることに対し、科学者としての良心の呵責に耐えかねての行動なのではないかと私は思います。黒を白とまで言わなくても、かなり濃いグレーのものを、白であるかのように言わせられかけている。しかも、アメリカが9月までに牛肉の輸入を再開せよと言ってきているので、それまでにそのような結論を出さなければならない。それが現在食品安全委プリオン専門調査会が置かれている立場なのではないか。少なくともこの問題をずっと取材してきた私の目にはそう映ります。
以前に丸激でも同委員の山内一也先生をお招きして(2005年4月2日号)この問題を取り上げた時、食品安全委員会の滅茶苦茶な議事進行の手法はご紹介しました。私が見る限り、食品安全委プリオン専門調査会で起きている問題は、大きく分けて3つあります。
1)20ヶ月の線引き(これが国内の全頭検査は不要との食品安全にの答申の根拠となっている)について、これまで見つかった最も若いBSE感染牛が21ヶ月月齢だったので、20ヶ月以下は現在の検査では検出が困難だという文面を役所側が用意してきた。しかしこれに対し、多数の委員から「それはたまたまここまでそうだったというだけのこと。この先も20ヶ月以下は出ないとは言えない」との強い異議が出されたため、「20ヶ月以下は検出が困難」という文言は削除されることになっていた。しかしながら、委員たちは翌月の委員会会合で食品安全委にあげられた最終報告書の中身を見てびっくり。論争の対象となった結論部分からは「20ヶ月以下は検出困難」の文言は削除されていたが、その結論のもとになっていた本文にはその文言がそのまま残っていたのだ。異議が呈されたのは結論部分であって、誰も本文からその文言を削れとは指示しなかったからというのが、役人たちの説明だった。そのため、その部分だけが食品安全委で採用され、20ヶ月以下の検査は不要という答申となってしまった。(おいおい、食品安全では誰も結論は読まないのかよ!)
2)全頭検査をやめると牛肉の安全性にどの程度マイナスの影響が出るかとの諮問に対し、委員の多くが、どの程度の影響かと問われれば微少と言うしかないが、しかしBSEにはまだ未知な部分も多く、飼料規制も完全徹底されているとは言い難いため、現状では全頭検査はやめるべきではないと答えると、役所側は、後半の部分は諮問されていない(そんなこと聞いてません!てか?)のでお答えいただかなくて結構です、ときた。そして、前半部分の意見だけ答申に使わせていただきますとして、本当にその部分だけ、つまり全頭をやめても増大するリスク自体はごく僅かという部分だけを、答申してしまった。
上記の2つで、日本は全頭検査をやめることになる。
言うまでもなく1)は単純な詐欺。結論から削除したのに、もともとその前提となっていた本文からは削られずに、それがそのまま上部機関に採用されるなんて馬鹿げた話は、小学校の学級委員会レベルでも聞いたことがない。馬鹿馬鹿しくてやっていられないと感じる科学者が出ても不思議はないでしょう。
もう少しそこのところを詳しく書くと、もともとの原案には、これまで全頭検査をやってきて21ヶ月以下は検出されなかったので、20ヶ月以下の検査をやってもBSEは検出できない可能性が高いと書かれていた。しかし、専門委員の先生方はむしろそれは逆で、明日19ヶ月の牛の陽性反応が確認されるかもしれないではないかという主張が大勢だった。そこで、結論部分は「21ヶ月以上の牛については現在の検査法によりBSEプリオンの存在が確認される可能性がある」とし、20ヶ月以下は検出されたとしてもその量はごく微量だったと指摘するにとどめることになっていた、ということです。
ところが最終報告書の本文には、「20ヶ月以下では検出が困難」という、結論部分で大激論の末削除されることが決まっていた文言がそのまま残っていたのだ。もちろんこれは意図的なものだと思うが、それにしても委員を騙すような行為までして、自分たちのシナリオを押し通そうとするとは、驚きを通り越して少々空恐ろしい感じがしました。
2)は、諮問の文言に巧みなトリックを使うことで、最初から決まった答申しかできないようにデザインされている、まあ早い話が陰謀のようなもの。役人の常套手段ではるが、市民団体や反対住民ではなく、いわば諮問をお願いしている先生方の集まりであるはずの専門調査会の委員に、そんな姑息なトリックを使うのかよ、って感じは否めず。
先生側はそうした詐欺や陰謀に乗せられ結果的に自分たちが意図しない内容の答申にお墨付きを与えたような形になっている。それに危機感を覚えた2人が辞意を表明していると見ていいと思います。
そして3番目。これが現在の重大な問題。
3)アメリカの牛肉の安全性を諮問されてるが、その最も重要なカギとなる2点、A)アメリカの飼料規制が抜け穴だらけであること、B)特定危険部位の除去の遵守状況について何の情報も無い(実はアメリカ政府すらその情報を持っていない)、について何の情報も無いまま、委員たちはアメリカ牛肉の安全性を判断しなければならなくなっていること。
丸激をご覧の皆さんであれば、この問題が日米関係という大きな枠のもとで、食品安全とはまったく別のロジックによって動いてきていることは既にご存知のことと思いますが、それにしてもこの陰謀のシナリオはデキが悪すぎます。私は BSE問題については主にアメリカ側から取材を続けてきましたので、食品安全委員会内部の政治的ダイナミズムについては裏の裏まで熟知しているわけではありませんが、それにしても、品川先生に対する寺田委員長の言動といい、SRMさえやっていればBSEの心配は一切ないかのように振る舞っておられるプリオン調査会の吉川座長といい、ちょっと何を考えているのか、というかどういう動機付けで動いておられるのか、という思いはどうしても禁じ得ません。
BSE問題については色々は意見があるようですが、私の考えるポイントは以下の2つです。
1)まだ飼料規制が万全とは言えないアメリカでは(豚や鶏に肉骨粉を与えてOKなので、交差汚染のリスクがある。牛の血液を牛に与えている。残飯にある牛肉も牛に与えている。肉骨粉を与えられた鶏の糞を牛に与えている等々)、国内にいる約1億頭の牛の間にある程度のBSE感染が広がっている可能性が高い。しかしながら、全体の1%強しか検査が行われていない状況下で、しかもその検査が抜き打ちではなく自己申告によるものである以上、どの程度のBSE感染が発生しているのかがまったくわからない。その中で、検査ナシでSRM除去のみ依存し、更にA40なるいい加減な基準で月齢を判断するのは無理がある。
2)SRMがBSE対策の重要なカギであることは事実だが、それさえやっていれば安全という言説がまちがいであることは、もはや常識となっている。もともと解体の過程で他の部位にプリオンが飛び散ることがあり得ることは指摘されてきているが、その他にも血液や神経を経由してプリオンが広がることがわかってきた。仮にSRM除去が完璧であったとしても(アメリカではこの遵守状況すら危ういのが問題)、危険性は残るということ。血液については、日本でもイギリスに1日以上滞在した人は既に献血を禁じられているという現実がある。
3)日本で飼料規制がほぼ徹底されたと見ていいのは今年に入ってからのこと。それまでは僅かながらある程度の感染が広がっていた可能性が排除できない。それらの牛が出荷年齢を超えるまで、つまりあと2~3年、は全頭検査を続けることには、単に消費者センチメントの問題にとどまらず、リスクマネージメントの観点からも合理性はある。
4)いずれにしても、BSEについては感染のメカニズム、感染経路、種の壁を越えて人に感染する危険性がどの程度あるのか、などについて、まだまだ未知の部分が多く残っている。その一方で、検査方法などは日進月歩していて、そう遠くない将来、生きたままの牛を検査することも可能になると見られている。検査精度はあがり、検査コストは下がってくるはず。そうした中で、ここまで全頭検査をやっている国が今あえて全頭をやめる根拠には乏しい。
もちろんその決定が、何が何でも無理矢理アメリカの牛肉を入れるためには必要なんだからしょうがないだろ、ということになれば、まったく別の次元の議論になるわけではありますが・・・。
食品安全委員会プリオン専門調査会の委員の先生側、とりわけその中にあって、役所は政府の意向に反して、科学者としての良識に基づいて行動しようとされてる先生方にはご苦労も多いこととは思います。また、役所を敵に回すことで、この先学者として何らかの不利な立場に追いやられるリスクもあることは想像に難くありません。しかし、恐らく私が考えるにごく数人(多分3人とか4人の世界)の先生方がどこまでがんばるか否かによって、この問題で明らかに真義が曲げられたまま役所の(そして恐らく官邸の)意向がごり押しされてしまうか、真実が勝つかの岐路にあると思います。
世界でもっとも厳しいBSE基準を持つ日本がアメリカ牛肉を安全と判断し輸入を再開すれば、実は安全とは言えないアメリカ牛肉に世界的なお墨付きを与えることにもなります。他の国も輸入再開を拒むのが難しくなるでしょう。その意味においても、日本の責任は重大です。既にアメリカの肉骨粉が中国を始めとする世界中に輸出されていることも明らかになっています。BSE汚染国であり、尚かつセーフティネットも明らかに不十分なアメリカの肉骨粉が世界中に出回ることになるということです。
予防原則的な立場に立てば、明らかに今の食品安全委の議論には無理があります。確かに何年かたって結果的にあの時の緩和措置は間違っていなかったということになる可能性はあるかもしれません。しかし、逆に何年かたってあの時の食品安全委の決定によって、これだけ問題が大きくなってしまったという事になる可能性も否定できません。水俣病などの重大な公害を経験してきている日本が予防原則的立場に立って、つまりグレーの物をクロにしろというのではなく、かといってクロとわかるまでシロとするのでもなく、グレーの物はグレーなりの措置を取ることは、十分理に適っていることのように思います。それがごくごく数人の先生方の両肩に掛かってしまっていることは先生方にとっては大変な重荷に違いありませんが(もともと科学者であり、政治家でもないのにお気の毒だとは思いますが)、そこはぜひもう一踏ん張りして欲しいと思います。当然私たちも、市民社会として、あるいはメディアとして、出来る限りのことはしなければならないとは思っています。
<過去ログ>
アメリカで2頭目のBSEか
食品安全委員会のトリックはちょっとひどすぎますよ
BSE安全宣言のカラクリを斬る
July 28, 2005
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質疑の中継ビデオは、下記の検索で
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狂鹿病(CWD)とBSE評価について食安委に質問してみた from BSE&食と感染症 つぶやきブログ
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htt...
September 21, 2005
誰が騙して誰が騙されるのか from サイクルロード 〜千里の自転車道も一ブログから〜
今日は寒かったですが、朝早めに出て、少し遠出して来ました。
December 12, 2005
コメント
3頭目ですか、、。アメリカ牛の輸入再開に関しては先行き暗い感じがしますが、もし再開されてしまえば、アメリカ産牛肉は食べないとかの方法で対抗するしかないんでしょうか、、、。というより、普通に恐いので、僕は食べないと思いますが。
神保さんもおっしゃるように、仮に完全にアメリカでSRM(特定危険部位除去)が完全に行われたとしても、いまや末梢神経でのプリオンの蓄積も確認されているわけで、そうかんがえれば感染牛のあらゆる部分の肉は危険性があるというわけです。頭部や脊髄を除去しただけではすまないかも知れないわけで、そう考えると、今の時点では最も非効率的かも知れませんが、最も論理的なのがやはり全頭検査だという気がします。
July 30, 2005
特にアメリカの場合はプリオンの感染経路になっている疑いが高い肉骨粉の規制が不十分かつ不徹底なので、一定数のBSE感染牛が市場に出回っていることを前提に考えなければならないんですね。
だとすると、犀さんが言うように、SRM除去が万能ではないことがわかってきた以上、まずは検査を徹底し、飼料規制が完全に徹底(規制そのものの徹底と遵守の徹底の両方が必要になりますが)されてから2~3年間はその状態を維持する必要がある、というのがそれなりに根拠のある安全対策ということになります。
ちなみに日本の場合も、飼料規制がある程度の信頼性のもとで徹底されたと言えるのは今年に入ってからのことなので、それまでに生まれた牛が出荷されるまでの向こう数年間は、全頭検査はやめるべきではないというのが、私の見解です。そうした上で、2~3年後には、例えば20ヶ月以上、もしくは30ヶ月以上に検査対象を緩めるというのはあり得る選択だとは思いますが、その頃までにはBSEについてももっといろいろなことが判っているでしょうし、何よりももっと簡単で正確な新しい検査方法が登場している可能性も高いので、その時に何がベストな選択になるかは、その時になってみないとわからないのではないでしょうか。
あと、犀さんが指摘する「食べなければいい」論は現行法のもとではちょっと厳しいと思います。現状のJAS法では、生肉以外は原産地表示は義務づけられていませんので、加工食品(これはコンビニ弁当やファミレスのメニューはもちろんのこと、カレーのルーだのスープ、ドレッシング、お菓子だのも全部そうです)や化粧品、医薬品などに含まれる牛成分の原産地はまったくわかりません。化粧品や医薬品などは、牛由来の成分が入っていることすら明記されていない場合が多いので、知らない間に牛成分を体内に取り込むことはなかなか避けられません。特に化粧品でよく使うコラーゲンは骨髄から採っている場合が多いので、プリオンが心配です。
だから、「最後は消費者の選択なのだから、輸入は再開させてもいいじゃないか」などと主張する人がいたら、それはまったく訳がわからないまま偉そうなことを言ってるのか、もしくは全部わかっていながら何らかの理由で確信犯的に人を騙そうとしているのかの、どっちかだと思っていいでしょう。
今週の丸激(今日更新分)でもちょっとこの話はしました。
牛肉を避けるためのウルトラCとして、何としても牛成分を避けなければならないヒンズー教徒のインド人に相談すると、かなりのことは教えてくれます。例えばマクドナルドのポテトは牛由来の香料が入っているからダメとか。この問題はアメリカでは、ヒンズー教徒とマックの間で大法廷闘争になりました。マックに限らず牛由来の香料は結構食品には使われているようです。関西ではマクドと呼ぶそうですが。
July 30, 2005
神保さん、こんばんは、
先日の衆院の農水委員会で、飼料の専門家の木村先生から、代用乳中の動物油脂と血漿蛋白の汚染がBSE感染源であった可能性と、鶏糞飼料の問題点が指摘されてましたね。
国内ではあんまり(ほとんど?)報道されないけれど、29日にProMEDで世界の科学者には配信されました。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050729%2D0030
米国では牛脂と血液の規制はないようですから、問題が増えるから報道しないんでしょうか?
きょうのプリオン専門調査会では、その点が侵入リスクの評価対象になっていなかったのと、農水委員会の質疑について、事務局も知っているにもかかわらず、公開審議では一切触れておらず、タブー?無視されてたのがなんとも、しらじらしく、変だなぁ、と思った次第です。
ところでですが、リスク評価には、 釘田衛生管理課長が、
「ここの侵入リスクの評価の項目として、C W Dも考慮すべきものとしてここでは含まれていると理解しております。」
とご発言されてるんですけど、シカの狂鹿病も全然話に出てきませんね。ミンク脳症もでてきません。http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/h170408gijiroku.pdf
なんででしょう。
選択の自由といわれる方、学者も、まだまだいるようですが、輸血や手術、歯科などによる感染の可能性が否定できませんから、個人選択の問題じゃないんですがねー。公衆衛生の問題なのに、おかしいですね。
なお、マックのポテトのオイルに入っているのは、シーズニングオイル(骨油)で、レンダリングで分離された牛脂のことです。米国BSE牛が発見されたとき、フランクフルトと一緒に回収されてました。ほんとうにどこに何が入ってるかわかりません。先日も、こんにゃくの名産地でこんにゃくのところてん、のようなものを売っていました。タレについては、酢醤油かと思ったけれど、一応、表示を見たらスープにうしエキス入ってました。レストランのほうでも食べられるけれど、当然そっちのほうは表示無しです。給食に出されたら、選択の自由もなにもないですよね。それと、まだ知識のない子供が理解の上でリスクを選択する、とでもいいたいのだろうか。すごい世界です。
August 1, 2005
なお、SRM除去が完全に出来るわけがないことは、リスク管理部門の厚労省も認めていることなど、ブログにもまとめましたが、山内先生のサイトに、米国も日本も行っているスタニングに関する日本語解説がございましたので、お知らせいたします。。
==========
>SRM 除去以前の屠畜段階でのスタンニング(気絶法)、ピッシング(脊髄破壊法)、背割りの際にSRM が食肉に混入することによるリスクも考慮しなければならない。
>スタンニングによるリスクは、スタンガンなどで神経組織が破壊されて血液中に塞栓を形成し、放血が始まる前の数十秒の間に血液を介して心臓、肺さらに食肉部分に運ばれる可能性である。スタンニングは主に空気注入法またはスタンガンで行われるが、神経組織固有のマーカー蛋白を用いた実験により、空気注入法がもっともリスクが高く、ついでスタンガンとピッシングの併用、スタンガンの順にリスクが低くなるとされている(2, 3)。最近では、マーカー細菌としてPseudomonas fluorescens を用いた実験で、スタンガンのみでも食肉の多くの部分に広くマーカー細菌が広がることが報告されている(4)。
>この成績は、とくにBSE 検査で陽性になるレベルにまでBSE プリオンが蓄積している場合には、スタンニングによりヒトへの感染を起こしうる量のBSEプリオンが食肉に混入する可能性を示唆したものである。
>このリスクはSRM除去のみでは除くことはできない。BSE 検査により陽性のウシをすべて食用から排除することは、この面でも重要である。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses04-161.html
August 1, 2005
突っ込みどころ満載の、「米国産牛肉早期輸入再開を求める会」のブログがあります。
http://www.kaikin.jp/blog/
コメントはゼロ、トラックバックもゼロのブログです。
コメントを書いてみたのですが、まず、メールアドレスを記載しないと書き込めなず、アドレスを入れて書いても、「不適切なコメントを防止するために、初回のコメントを判断してから掲載する。 」旨のメッセージが出て、結局掲載されませんでした。
「『SRM除去すれば安全』との説明について、異論があるようだがどう思うか?」等々の私の質問は「不適切なコメント」だったようです。
ブログからリンクしているメインページの、「アメリカ産牛肉輸入再開への現状 」という説明ページもかなり問題が多いです。
http://kaikin.jp/_test/genzyo.php
特に気になるのは、致死率100%という説明がなく、死ぬ病気ではないと思ってしまうような印象操作があることですね。
この団体は一万人の署名を集めて農水省に提出してました。吉野家に署名するためのカードが置いてあり、またウエブ署名もやっていたので、ここのホームページの「米国の検査体制は安全確実」等々の説明を読んで署名したかもしれないわけです。
もっともこの説明すら読まず何も考えないで署名した人も多かったと思いますが。
August 5, 2005
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