楽天のTBS統合申し入れをどう見るか

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楽天のTBS統合申し入れをどう見るか。
1)圧倒的な知名度を持つテレビ局のブランド力が欲しい。
2)知名度の割には長らく寡占状態が続き企業としては競争力の低いテレビ局の経営を実質的に乗っ取りたい。
3)テレビ局の最後のアセットとも言うべ「リーチ」を利用して、まだ多少でも利用価値のあるうちにシャブリ尽くしたい。
4)ライブドアの二匹目のドジョウよろしく、テレビを買収すると騒ぎになる。その一連の騒ぎで知名度を高めた上で、最悪でも高値で売り抜けられればOK。
5)真剣に業務提携を行い、放送とネットの融合を推進したい。

果たして三木谷さんの真意はいかに?

 私自身の考えとしては、上場には効率的な資金調達が可能になるというメリットがある一方で、M&Aの対象となるというディメリットがあるのは最初からわかりきった話のはずで、であるならば、TBSは(そして他の放送局もキー局は全て上場しているので、他の局も)、そのメリットによって得たリソース(この場合は資本になるのでしょう)を何に再投入したかが問われていると思うんです。
 もし楽天からの買収の脅威に対して、「放送局の公共性」を掲げて反論するのであれば、果たしてTBSは上場で得た資金を公共性の増進に本当に投入したのかどうかが問われるということです。
 もしそれが実際に実行されていて、社会からもその効果とメリット(これは社会にとってのメリットということですから、公共性や公益性が評価できるような形で効果があがることが肝要になると思いますが)が認知されてているとすれば、仮にその公共性や公益性にマイナスとなるような買収案が来ても、社会の風当たりは自ずと強くなり、結果的に買収がより困難になるはずです。もっと言えば、買収話が出ても株価はあがらないはずでした。
 ところが、もし買収リスクを冒して上場はしたものの、そこで得たリソースを買収に対するリスクヘッジになるような形で有効活用できていないとなれば、これはもう上場のリスクのみを背負うことになります。その代替が、立派な自社ビルの建設であったり、社員の高い給料水準の維持であったりすれば、TBSには申し訳ないが、買収されて当然の豊満経営が行われていたと言われても仕方がない。
 結局はTBSの経営陣及びその職員が、自分たちのレゾンデートルが何であると考えているか。自分たちの存在意義とは何なのかを十分に認識してきたかどうか。そして、それを考えたり言っているだけではダメで、そのために何をやってきたかが問われているのだと思います。
 巷間指摘されているように、テレビ局がその公共的な責務を忘れ、利益の最大化にひた走ってきたとすれば、それは放送局のレゾンデートルが収益だったいうことになるわけですから、その観点から今回の楽天との統合話も考えればいい。だとすると、こ話もまんざら悪い話ではということになるのでは。
 TBSに限らず報道機関には、今あらためてその部分を再確認して欲しいと思います。

October 14, 2005



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コメント

投稿者 sollbeans 

楽天がTBSをどうしたいかとか、
それでTBSがどうなるかなんてあまり興味ないです。
結局、マスコミ業界の中での話題でしかないような。
LD vs TX の二番煎じって感じです。

October 14, 2005

投稿者 sollbeans 

> LD vs TX
CXですね。すみませんでした。

October 14, 2005

投稿者 タク庵 

経済のことは全然わからないのですが、株式取得云々に関して起きていることはホリエvsフジのときと似ていると思われるのに、各界の反応の仕方が随分違うように見えます。

少なくともホリエ氏はメディアに対する彼自信の想いを、彼なりに熱く語った。「支配」などという言葉を出しちゃったせいか、「企業文化」などという取ってつけたような議論が巻き起こった。金融庁の言う「時間外取引」もほとんどいちゃもんのように思え、とにかく、「ホリエじゃだめだ」という雰囲気が強かった。

対する三木谷氏は、メディアに対するビジョンを何か語ったのでしょうか? 非常にビジネスライクな外観というか、株がらみの話題が中心に進行し、フジのときのようなメディア論に発展しない。センセイ方も株式会社の原則論を楯に拍手を送っているように見える。「支配」といわずに「経営統合」といえば安心されるのか? まさかね。。。

奇しくも石原都知事が、「好き嫌いの問題は別として」と語ったそうだが、案外これ(「好き嫌い問題」)がポイントなのか、あるいはホリエはなまじっか「熱い」が故に、危険視されているのか、ようわかりまへんが、そういえば、野球のときも、ホリエの方がちょっとばかり熱くて、騒がれて、そして嫌われてましたね、、、

October 15, 2005

投稿者 びんごばんご http://bingobango.jugem.jp/

TBありがとうございました。

「放送とネットの融合」の将来性・収益性よりも、「24時間しかない人間の時間をいかに占有するか」(byホリエモン)をめぐって、放送とネットの競合が顕在化してきたことが、こうした動きの背景にあるとも考えられます。

リーチにおいてはまだ放送局が有利なので、例えば、不祥事の報道に手心を加えない、ネット事業に積極的な芸能事務所、制作会社に温情的な待遇をしない、といった手段で、放送局はネット企業の成長を妨害することができます。一方、ネット企業は株高を源泉とする資金調達力を利用し、M&Aを仕掛けて放送局を牽制することができます。

時間の占有をめぐる力関係が変化して、放送局によるバッシング報道等に対して、ネット企業が自社の媒体を活用して反撃すれば済むようになれば、「放送とネットの融合」に絡んだM&A騒動も沈静化していくのかもしれません。

October 24, 2005

投稿者 j-h 

ライブドアや楽天がテレビ局を欲しがるのはあたりまえです
インターネットの世界というのは普及したとはいっても
まだまだ限られた特定の人しか見てない閉ざされた業界なわけです

逆にテレビというのはそれこそ赤ん坊から年寄りまで
まったく不特定多数の人が同じものを見るというもので
性質がまったく違います

なんでもそうですが本当にメジャーになるにはいかに
大勢の不特定多数の人に認知されるかで決まります

それにはTVがうってつけなのです

街中のストリートでやっていたミュージシャンが
TVに出たとたん売れ出すなんていうのはよくある話です

ネットも同じです

だからホリエモンはテレビに出続けるのです

しかしそれでは有名になるのはホリエモンやライブドアだけです

ネットの世界には埋もれている才能や商売のチャンスが
ゴロゴロしています

ある程度通販番組やCMなどで
連携はしているとはいっても
いまやっているのはあくまで
一部の金持ちだけで
TV局側主導なわけです

それをもっと安価なネット側主導に変えたい

ネットから発信したものをTVで放送する

そしてネットをしてない不特定多数の人にも
認知させて広めていきたいと考えているのです

別にTBSやフジじゃなくてもいいじゃないかと思われますがやはり本丸を攻めなければ全体は変わりません

November 12, 2005

投稿者 タク庵 

女児殺害のペルー人容疑者逮捕の報道、なんか異様ですね。

ニュースステーション見ていたら、記者が「取材」と称してガサ入れやっているような感じで、その映像を得意げにに長時間流していました。他の局(紙)も同様にガサ入れした模様で、警察でもないのに、いったい何の権限があって報道機関がこのような捜査まがいのことができるのか、不思議に思いました。

あと、証拠関係もどうなんですかね。今日の報道では箱に巻かれていた黒い「ガムテープ」は100円ショップで売っているものとか言っていますが、少し前には、黒いテープは絶縁用の特殊なテープで電気工事関連の人間でないと通常買わないものだと報じられてましたよね。二種類のテープが使われていたんでしょうか?

事件報道で毎度のことなんですが、自分たちで報道したことと全然違うことが出てきているのに、前に報道したことについてのフォローが全く無い。警察発表に対してなんの疑念もはさまない。まあ、自分たちが警察の真似事をすることに喜びを見出すような連中には、無理な要求なんでしょうが。。。。

December 1, 2005

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