来月のサイゾー

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 来月の『メディア駆け込み寺』では、選挙報道、選挙後に小泉政権や郵政民営化に対する報道に変化が見られたかどうか、選挙後の刺客・素人議員に対するメディアの扱い、台風報道あたりに重点を置いてチェックしてみたいと考えています。
 コメントお待ちしています。

September 26, 2005



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「弱者が弱者だという自覚がないイメージ」 from 0 1/2
宮台センセイが2週連続「網走刑務所」ロゴ入りTシャツを召されての放

September 30, 2005


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October 1, 2005


自己紹介(PROFILE) from 僕の雑記ノート
ハンドルネーム・たけと。男性。1984年生まれ。関東在住。精神科の病気を治療している患者。高校入学に向けて少しづつ準備中。漫画・アニメなどのサブカルチャー全般を...

December 6, 2005


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December 6, 2005


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January 19, 2006

コメント

投稿者 macha 

 衆院選の報道において、気になったことがあります。

 各候補の街頭演説などの選挙活動が、テレビや新聞で報道される際、候補者名や顔にモザイクがかけられているのが目に付きました。
 公平性を保つという面で一見正しいようですが、特に地元の選挙区の場合などは、モザイクがあってもそれが誰であるかが明らかに分かります。そのような形だけのモザイクに意味があるのでしょうか。

 また、そもそも、公平性を保つためにモザイクをかけるということに正当性があるのでしょうか。「誰かが街頭演説をした」これはニュースでしょうか?私たち有権者はメディア露出の多少を投票に影響させないという前提に立って、誰がどこでどのような演説をしたかを知らされてもいいと思います。

 以上、法の問題もあるとは思いますが、モザイクの有効性と正当性の点から、候補者にモザイクをかける報道姿勢は事なかれ主義に思えます。

September 26, 2005

投稿者 caocao 

私はカトリーナの影響でもしかしたら、日本の選挙の潮目が変わるのではないかと予想していました。つまりカトリーナの図式はアメリカのネオリベ型政治の縮図で、弱者は避難することすらできないような弱者切捨て社会の象徴的な出来事であって、日本の多くの人も小泉政治の行く末がカトリーナになるのではないかと不安を抱くのではないかと。
しかしそうはならなかったようです。なぜでしょうか?宮台さんの言葉を借りれば「都市型保守には弱者意識がないから」ということになるのかもしれません。私は日本人には他人の出来事を自分の出来事に置き換えて考える想像力が欠如しているような気がしてなりません。正確に言えば自分の延長線上にあれば同一化するが、なければ相手のことを考えようとしないということになると思います。たとえばアメリカ対イスラムの図式ではアメリカの立場に立つことはあってもイスラム側から見ようとはしない。近年の日中・日韓の外交問題についても相手側にどのような事情があり、次に相手がどのような戦術をとってくるのかを考えない、などなど。
イギリスの例を見ればネオリベが何をもたらすのか、日本人は分かるはずです。日本人も早く第3の道にたどりついてほしいものです。
でももうちょっとネオリベを経験しないと無理かなぁ。

September 26, 2005

投稿者 タク庵 

machaさんのモザイクの指摘、私も非常に違和感を覚えておりました。

モザイク技術って、元来は「アソコ」を隠するためのものですよね。候補者の顔って、「アソコ」と同じなんですかね(~○~; モザイクかけないと、「いたずらに興奮せしめ」られちゃう人がいるんでしょうか、、、いるんでしょうね、やっぱり、、、画面みながら「ハアハア」と息切らして、テレビ局に電話するヤツがおるんでしょうな、、、

新聞でも、候補者の「クールビズ」対応ぶりを取材した記事がありましたが、首から下だけで、候補者の「顔」は写っていない。なにかというと「顔が無い○○」とかいう表現が得意なマスコミちゃんが、自分ではこういうことやるんですね。

業界のすばらしい配慮のおかげで、「未成年者」と見なされている視聴者が見れるのは、「各党公平に」機械的に割り振った6党首の演説ぐらいのもんで、毎度お馴染みの顔ぶれに同じ言葉。おかげさまで、ぜんぜんコーフンもしなければ、興味も湧きませんわな。

あと、毎度のことですが、田中真紀子の演説ぶりとか、辻本清美の選挙活動とか、私がコーフンしそうな映像は、いつも選挙終わってからドバっと流れるんですワ。選挙期間中、ずっと取材しているのに、終わるまでどこかにタメといて、流さないんですね。これもきっと、刺激的な映像でいたずらに有権者を興奮せしめ、その清き一票の選択をあやまらせてはいけないという、ありがたい配慮なんでしょうねえ、、、

September 27, 2005

投稿者 タク庵 

それにしても、「チルドレン」とか「学校」とか、、、マスコミは実はかなり好きみたいですね。

立つだけで議員になれるなら、レッサーパンダだってできる。だとすれば、立っただけで議員になっちゃったやつを追いかけてる「政治記者」諸君は、パンダの議員を追いかけているようなものではないか? 

記「議員になられて、エサとか変わられましたでしょうか?」
パ「同じです。でも、たまには小泉先生のように赤プリとか行ってみたいです」
記「失礼ですが、投票するときは、手で、それとも尻尾で?」
パ「もちろん、前足です!」

こんなレベルの記者会見が、ニュースを独占しているのだ!!!

September 28, 2005

投稿者 paisiblog 

 前回の丸激の最後で少し触れられていましたが、岩波や朝日などの「リベラル」は実は空っぽだったのではないか、という点が気になっています。

 選挙前の報道番組、いやもっと遡ってイラク戦争の頃から、学者や評論家や「知識人」たちが、あれだけ小泉政治に対して警鐘を鳴らしていたのに、実際はこういう選挙結果になる。

 一体これって何なんでしょうか。

September 28, 2005

投稿者 Salama 

選挙にまつわる報道について、


森田実さんのHPでは、アメリカが日本のマスコミに対して自民党の応援のために巨額の広告費を投じたということが書かれていました。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/


ある、テレビ局で働く方のブログでは、広告のクライアントが自民党が勝たなければ降りると言っていて、その広告費がかなりの額になるようなことが書かれていました。
http://blog.goo.ne.jp/tv2005tv/e/54647c129525cb7e5364a748b974c885


こういったことは、本当にあることなんでしょうか?

September 28, 2005

投稿者 たにむら 

今回、自民党が選挙に際して取った選挙手法は「ワンワード・ポリティクス」とか言われますが、広告業界では、圧倒的な量で決め詰めのフレーズをくり返し流すことを「強姦」と言います。
「今度のキャンペーンは『強姦』ね」みたいな会話は広告代理店では茶飯事です。

選挙キャンペーンも、「小泉のワンワードポリティクス」ではなく「小泉の強姦キャンペーン」と報じられていたら、また違った結果が出たように思います。
PRというのはレッテルの貼りあいなので、野党こそこう言い返すべきだったと思います。

PR会社とか広告代理店が、記者を手玉に取るテクニックについて、内幕をまとめてみました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872902351/qid%3D1129554000/249-2651603-4497104

小泉「強姦」政治にだまされないとっかかりになれば良いなと思っています。

October 17, 2005

投稿者 沈思黙考 

谷村智康さん、『CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか』読ませていただきました。
●公共の電波を使って自社イベントをさも公共の出来事のように伝えるテレビのずるさ。
●新聞紙面のあやしい広告。
 「ガンが治る○○」という商品を広告として載せることはできません。
  しかし、『○○でガンが治る』という本の広告はOKです。
  おかしいじゃないかと問い詰められたら、「言論の自由」や「出版の自由」と言い訳できるからです。
●UFOや心霊現象を扱っている番組。
  テレビ局はその内容が真実であるとは保証していません。反対に、これは作り事ですとも明言しません。ドラマの最後にあるように「この番組はフィクションです」とテロップを入れたりはしません。視聴者の関心を集める時には「真実」の顔を使い、責任を問われた場合には「フィクション」と言い訳するだけです。
●世界的に見て、消費者ローンの広告がメディアで大々的に行われているのは日本だけ。 
●緊急ニュースのテロップが、番組中に出されることはあっても、絶対にCM中に流れることはありません。人命にかかわり、一分一秒をあらそう災害速報であっても、CMの放送が優先されます。
  ← この件には、本当にマイッテしまいました。振り返ってみれば、確かにその通りなんですから・・・
●「見えない広告」=プロダクト・プレースメント(番組内広告)
 テレビ業界の自主規制で、商品広告ができないタバコの場合、番組内広告であれば、「演出」としてタバコを吸わせることができてしまう。
  『さんまのまんま』明石家さんま、『踊る大捜査線』織田裕二
  タバコ会社が商品を提供するのはもちろん、役者や番組関係者を接待したり、あるいははっきりと番組制作協力費のような形でお金を渡しているのです。
   ← 御本人の嗜好、役柄という一面もあるのでしょうが、これまでさして気にもしていなかった私のナイーブさを嗤っております。
●今のアナログ放送の正しい代替品は地上波デジタルではありません。
 ハードウエアの規格として「地上波」という発想自体がそもそも間違っているのです。CS(通信衛星)1つで300チャンネル以上放送できますから、キー局はもちろん各県のローカルテレビまで含めて全部を1つの通信衛星でまかなうことができます。なぜ光ファイバーなりCSに切り替えないかというと、キー局とローカル局による全国放送という今までのシステムを手放したくないからです。新しい合理的な方法にすると、ローカル局が不要になり、キー局にとっては、天下り先をつぶすことにもなってしまうからです。
  ← 合理性も人それぞれでしょうが、メディア批判をできるメディアをこそ応援したいものです。
○こうして列挙してみると、既存メディアの合理追求によって要求される我々視聴者のメディア・リテラシーのレベルは、依然として低いのだと実感せざるを得ません。木村拓哉主演『エンジン』におけるトヨタの戦略など、私には全くの『想定「外」』でした。『エンジン』自体にはさして興味など持ってはおりませんでしたが、掌の上で踊らされることの不愉快さを自覚した次第です。 ― 谷村智康氏の結論 ― これからますます、(CMではなく)テレビ番組がつまらなくなってゆくのは、テレビ番組を「見えない広告」が支配することで、テレビ番組から企画の自由が失われてゆくからであると公言された谷村智康氏の勇気に深く敬意を表します。皆さんも是非御一読ください。

December 5, 2005

投稿者 沈思黙考 

備忘録・・・
 昨日(12/22)の朝、とある民放番組で画面上枠に流れる気象情報のテロップを眺めていた。今年初めての降雪に襲われ、交通機関の状況を眺めていた訳だが、CMになった途端、交通機関の状況を告知していたテロップが消え、某化粧品メーカーのモデルのアップが飛び込んできた。
CMは公共性に優越しているのだ、と世知辛い世相・・・
谷村智康著『CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか』
を再認識した瞬間であった・・・
CMを優先するこうした民放の在り方を、一人でも多くの方 - 学生を初め、サラリーマン、OLといった会社勤めの方たち - に確認していただきたい。
 マル激トーク・オン・デマンド第246回のゲスト、石破茂元防衛庁長官が佐高信氏についてコメントされていたが、死亡事故を発生させた松下電器の「大切なお知らせとお願い」広告に対する下記のような勇気あるコメントを発する方であることを併せて知るべきではないだろうか?
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/fusoku_pt?v=vol587
・・・・大体、この事故の報道も、会社側の発表によってようやく日の目を見たのであり、これだけの事故でありながら、発表前にメディアが報ずることはなかった。現在の状況の中でトヨタや松下の事故(死亡事故も!!)を報道することはほとんどできない。電通もそこで重要な“働き”をするだろう。そんな背景を説明すると、学生は驚いていたが、一般の人たちはそれほどに善意なのだろう・・・・

December 23, 2005

投稿者 椋代能行 

松下電器産業の謝罪広告の件は、多角的に観て、報道に到る経緯を含めて、非常に興味深い例ですね。
沈思黙考さんの御見解、御照会の佐高信氏の論説、共に意義深いものだと思います。
ただ、私と致しましては、寧ろ、会社側の発表を買える状況へ如何に持って行き、今後の事故報道の鑑とできるかが重要だと思います。一過性のものに止まれば無意味ですから。

December 24, 2005

投稿者 タク庵 

松下の暖房機問題は今に始まったことではなくて、すさまじい前史があるらしいですね。

http://espio.airnifty.com/espio/2005/11/post_4ffe.html

December 26, 2005

投稿者 タク庵 

すいません、リンク間違えました。
http://espio.air-nifty.com/espio/2005/11/post_4ffe.html

December 26, 2005

投稿者 タク庵 

今回の暖房機問題を少しでも掘り下げると、どうしても発売当初からの欠陥商品疑惑にいきつくでしょう。そうなると、松下だけの責任問題じゃなくて、なんで20年間もマスコミは放置してきたのかという、メディア全体への不信を引き起こす可能性が大です。当然、マスコミは極力この問題に触れたくなかったでしょう。

うまいことに、ちょうどその頃、例のアネハ騒動がもちあがった。これはこれでもちろん大変な問題なんですが、マスコミとすれば、アネハはむしろ渡りに船的な要素もあったのではないかと思われるんですが、どんなもんでしょうか。。。

December 26, 2005

投稿者 椋代能行 

広告をやたら流せば済むというものではない、本来は。松下電器産業は夏季にネオンの夜間消灯などおもしろい取り組みもしており、そういうのと合わせて、うまく匙加減するとよいのですが、メディア露出がお詫び広告に止まるのは如何とは思います。
姉歯氏は挙がる時期がよろしいですね、年末年始のお休み期間直前という。庶民もだれて関心が持続しない。それに、何より、報道しなくても、その間、メディアも政治家も、双方、誰も何も問われないかたちです。
上層の取引ラインはそもそも決まっているかのような弁が検察OB(警視庁OBだったかも知れない)発言からも見受けられるように思います。踏み込み動因だけかけて置けというね。「劇場」で終わってしまうという運びではないでしょうか。そうでなければ凄いけど。

December 26, 2005

投稿者 沈思黙考 

コメント名人のタク庵さん、
ご紹介の“マンデー事件(2003年7月)”読ませていただきました。
1985年から1992年製造「ナショナルFF式温風暖房機『はるる』」。
事故で人命を失ったとはいえ、当時の品質保証期間(7年間)を過ぎているにも拘わらず、販売済の15万台を無料修理するとした松下電器の過剰サービス・・・ メーカーの姿勢としては、かくあれかしと思えど、何だかウラのありそうな経緯に、いぶかしいものを感じてはおりました。
いやはや「渡る世間は鬼ばかり」・・・「必殺仕事人」を地で行く百鬼夜行の世界があったのですね。
 登場人物
電化製品の量販店マンデーの小林勝社長
天野寛(警視庁公認の詐欺師) 新宿・歌舞伎町でスナックを経営
関口祐弘(せきぐち・ゆうこう)元警察庁長官(当時、警察庁教養課長 1987年7月10日~1988年7月15日)
 松下電器は、販売当初から「FF式温風暖房機『はるる』」を欠陥商品と知りつつ、代理店・八戸ガス(青森県八戸市)を通じて、電化製品の量販店マンデー(青森県八戸市 小林勝社長)に、『はるる』381台を売却。
マンデーは200台以上を販売したが、「部屋が暖まらない」、「点火しない」といった苦情が続出。なかには出火したケースもあった。
リコールを求めた小林勝氏に対し、松下電器は、暴力団と事件屋(天野寛)、キャリア警察官(関口祐弘)を使って、マンデーを潰した。
 故小林勝氏の言い分
 1987年2月、
取引先の紹介で天野寛氏を紹介された(←松下電器による嫌がらせで、仕入れが出来なくなった問題を解決しようとしていた時期と思われる)
 1987年5月、
マンデーは天野寛氏を相談役に迎えた
天野寛は、懇意のキャリア警察官、関口祐弘を東京・赤坂の料亭「もり田」で接待(接待費用はマンデー持ち)
天野寛曰く「(家電)メーカーとの関係を修復するため、関口さんが一役買うことになった」
 1988年5月、
天野寛が「元警察庁キャリア」ではないことを知る
マンデーの顧問弁護士までもが松下電器と通じ、
 「このままでは命が危ない。暴力団の嫌がらせから逃れるにはマンデーを倒産させるしかない」と倒産を薦めた
 1988年10月、
メーカーの出荷停止やアフターサービス拒否などのトラブルが続き、倒産
 追記
松下電器は、「FF式温風暖房機『はるる』」を定価のわずか37%以下という破格の値段で、系列外の代理店に卸していた。
1996年5月、八戸ガス(青森県八戸市)子会社役員、佐々木勝男氏が突然失踪、2週間後の6月15日朝、変死体が八戸漁港に上がった。
2003年7月1日、小林勝氏はガソリンを全身に被り焼身自殺。

http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/04/post_6066.html
http://www.incidents.gr.jp/0003/terasawa000304/terasawa000304.htm

痛ましい話です・・・小林勝氏の件は、本当に自殺だったのでしょうか?

December 26, 2005

投稿者 beat & NSX 

沈思黙考さん

 『CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか』のお話、大変興味深いですね。私もこれから読んでみたいと思います。TVのCMスポンサー企業あるいはその関連会社に勤務経験のある人(決して少くないと思いますが)は、自社CMと実態のイメージの差(外側から見たイメージと内側から見たイメージの差)についてはかなり思い知らされていると思います。私もそうです。
 勤労者としての日本人のメディアリテラシーそれ自体はそれほどには低くないのではないでしょうか。”会社に都合の悪いことは外に出さないもの”というムラの掟(島国根性、内向き志向)が、大手メディアの取材報道を劣化させていることが私は心配です。あるいは報道内容を取捨選択する際の判断において、損得計算のスケールが小さいように感じます。ただ私はよく分かりませんが、ムラの掟はある程度は世界共通の現象だろうという気がします。

 大手メディアの権力チェック機能低下の問題については、昔からそんな機能は無く、護送船団枠組みという大手メディアがダメな理由がホリエモン騒動などで一層と明らかになってきたということではないかと私は思っています。電力会社、石油会社あるいは自動車会社などの環境広告はメディアによる批判を封じる意味を持ってきたし、ニュース番組の出演者はCMに出ないというかつての業界の常識も今では破られています(例、ラサール石井)。あるいは経営権と編成権の分離をするといっても、芸術家でもあるまいし自ずと限界があるのではないでしょうか。
 日本の大手メディアのクロスオーナーシップは田中角栄の負の遺産の一つですよね。日本におけるメディアによる権力チェックは、記事・著作のみで生計を立てられるプロの報道記者(会社)でないとできないように感じます。そしてインターネットの出現でその実現可能性が出てきたとも感じます(ビデオニュース)。


(付け足し)

>現在の状況の中でトヨタや松下の事故(死亡事故
>も!!)を報道することはほとんどできない。

 私はある自動車工場の組み立てラインで4週間だけ交替勤務で働いたことがあります。12畳の二人相部屋に泊まって、寝る前には鎌田慧著「自動車絶望工場」(トヨタ組み立て工場の現場体験記)を読んだものでした。指が飛んでも「人の痛い痒いは知らない」(著作中の表現)という「当時の」トヨタの安全思想に衝撃を受けたことを覚えています。
 いずれにせよクルマは、現代にしても単純労働によって大部分は作られるものです。私の経験では、約40秒ごとに立ったままで同じ動作を繰り返してこれが8~10時間程度続く。休憩は60分より少ない昼食時間以外にAM、PMに5分づつだけでした。夏はクーラーが動いていてもかなり暑いです。何年も続けていると、人によっては物事に対する積極性を失うとも考えられますが、誰にとっても「自動車絶望工場」であるとまでは思いませんでした。ヨーロッパの自動車工場でも、大規模生産をする場合では似たようなものでしょう。ただ、物書きなどインテリの方のプライドを傷つける仕事であることは間違いないと思います。人間の数が多いので従って「一人当たりの人権」は日本の通常の世界よりも少ないと感じました。私のいた4週間には死亡事故も切断事故も起きませんでした。
 またある化学メーカーで働いていた時には、工場で結晶化合物の山に埋もれて死んだ作業者の方がいました。新聞ネタにはならなかったと記憶しています。全国的に有名ではないがその地方では有力なメーカーなので報道されなかったのでしょう。

 日本の年間GDP約500兆円のうち約60%が国と地方の公的支出に拠っていますから、そもそも現政権及び大企業にあまり文句を言わないような立場の人(ぶら下がらざるを得ない人)によって日本人の多くは構成されていると思います。この数値は米、英、仏が約20%、独30%強であるそうです(農業補助金の扱いなど細かい点は私はよく分かりませんが・・・)から、これは日本が社会民主主義国だということを示すデータだと思います。ではぶら下がっている多くの島国根性日本人の損得計算のスケール(恐らく小さい、大きくない)が政府の判断を誤らせるのか、あるいは世界に通用しない勝ち組エリート層が国を誤らせるかというと、私は実は後者ではないかという気がします

 腐りきったコーポラティズムの問題より、米国の内政干渉を許さない形での国内改革を進めていく気概とか自信がエリート達から失われていることが問題なのではないかと言いたいです。
 日本の防衛政策を考える人たちがアーミテージの論文をバイブルとしているのかと思うと、ちょっと薄ら寒い気がします。庶民の損得計算のスケールが小さいことはムラ人のスケールに見合っているが、エリートのスケールが小さいことは、彼らの取り扱うものが国家(スケール)なのだからこれは見合っているとは私は思いません。

December 28, 2005

投稿者 たにむら 

『CM化するニッポン』の谷村です。
拙著を読んで頂いた方に感謝いたします。

民放とNHKとを問わず「解釈改憲」のように、自戒のルールをずるずると都合良く変えているテレビ局(他のメディアも同様ですが)に、一線を引き直すようにと思って書きました。
メディアがこうしたなし崩しをするのは、第一に売上げのためなのですが、視聴者&読者が「寛容」というか「無知」というかが、そのなし崩しを見逃してしまう直接の原因である。
あるいは、マスメディアはそれを免罪符にしている(だって視聴者や読者は文句を言わないでしょ)ように思います。

こうした現状は、視聴者&読者の自覚から変わって行くと思います。また、そのおかしさにうすうす気がついていて不信感を持っているのであって、別に喜々としてメディアの堕落を歓迎しているわけではないと思います。

出版後、メディアの制作者や代理店のマーケのヒトから好意的な評価もいただきました(もちろんその陰に、寄せられなかった「余計なことをしやがって」という声は多々あったと思いますが)。

メディアの「ズル」を見逃すつもりはありませんが、業界内部にもこうした欺瞞に不平を持つヒトがいることは救いに思います。
また、心強いことにこれらのプロから拙著に対して「間違ったことは書いてない」とお墨付きもいただきました。
平易に書きましたが、内容は深いつもりです。図書館にもずいぶん入ったようですし、未読の方はぜひ一度手にとってご覧いただければと思います。

January 7, 2006

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