米の地雷生産再開に懸念 「地雷モニター報告」
米の地雷生産再開に懸念 年間死傷者6500人
対人地雷禁止条約(オタワ条約)の推進でノーベル平和賞を受賞した国際非政府組織(NGO)の地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)は23日、2005年版の「地雷モニター報告」(Landmine Minitor)を発表、条約非加盟国の米国が今年12月に対人地雷の生産再開を決定する可能性があるとして、懸念を表明した。
報告によると、米国は1997年以降、対人地雷を生産していない。しかし、国防総省が今年2月、06-11会計年度の予算として「スパイダー」と呼ばれる高性能対人地雷などの研究開発、生産の予算約18億ドル(約2100億円)を要求した。スパイダーを生産するかどうかは来月決定する予定。
報告によると、04年の地雷による死傷者のうち、19%に当たる1262人が子どもだった。死傷者が多かったのは、カンボジア(898人)やアフガニスタン(878人)など。03年に2189人だったイラクは261人に減った。
世界の対人地雷の貯蔵数は54カ国に約1億8000万個。うち中国(1億1000万個)、ロシア(2650万個)、米国(1040万個)など条約未加盟の3カ国の貯蔵数が突出している。(KYODOほか2005/11/23)
December 3, 2005
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