NASAよお前もか 「温暖化防止を訴える科学者にNASAが圧力」と米紙
ニューヨーク・タイムズは28日、NASAの科学者ジェームズ・ハンセン氏が、地球温暖化防止のため温室効果ガス排出の早急な削減を訴えたところ、外部での講演や報道機関の取材をNASAに制限されたと報じている。
ハンセン氏は、地球の気候について長年研究している科学者だが、昨年12月にサンフランシスコで行った講演で、温室効果ガスの大幅削減が今日の科学技術で可能なことを訴え、米国がその努力を主導すべきであると主張していた。
しかしその直後、ハンセン氏はNASA幹部から、そのような主張を続ければ「恐ろしい結果」を招くと警告されたと言う。
ハンセン氏はこれを「NASAの検閲」として厳しく批判しているとのこと。
記事本文へ(要登録)http://www.nytimes.com/2006/01/29/science/earth/29climate.html?hp&ex=1138597200&en=df8f81d4867a2143&ei=5094&partner=homepage
January 29, 2006
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.jimbo.tv/mt3/mt-tb.cgi/233
問題提起 from 地球冷却運動 (Earth Cool Movement) [地球温暖化防止対策]
地球温暖化が、世界中で多くの不幸をもたらしています。異常気象により被災者になってしまう人や沈み行く島に住む人々。絶滅してしまう動植物も・・・。 この...
March 6, 2007
コメント
当局のいう rules と 科学者のいう restrictions
科学的知見に関する議論と政策提言は別であるとする広報
"government scientists were free to discuss scientific findings,
but that policy statements should be left to policy makers and appointed spokesmen."
今そこにある危機を公言できないハンセン博士の苛立ち
"Dr. Hansen strongly disagreed with this characterization, saying such procedures had already prevented the public from fully grasping recent findings about climate change that point to risks ahead."
背景には自動車産業の思惑が控えていそうですが、税金の払い手を、国家と見るか、国民と見るかで分岐するのでしょう。
ハンセン博士と反対の立場にある研究者の見解は、制限されていないそうで、何ともお粗末ですね。
********************
NHK本局と長井暁プロデューサーの対立「NHK教育テレビの女性国際戦犯法廷(ETV『問われる戦時性暴力』)」を思い出しました。
番組は、NHKの子会社であるNHKエンタープライズ21が請け負ったものですが、実際には、テレビドキュメンタリー制作の老舗、ドキュメンタリージャパン(DJ)が孫請けの形で制作したものです。
NHKが、日本軍の性奴隷制度を裁く民衆裁判、女性国際戦犯法廷を主催した「VAWW-NETジャパン」(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)という市民団体の故松井やよりさんや、カリフォルニア大学の米山リサさんのインタビューを、まるまる削除して、当初の企画書とはまったく違う番組構成にして放送した結果、VAWW-NETの方たちや松井さん、米山さんが抗議して、裁判になり、NHK側は負けました。
一審の東京地裁判決によれば、VAWW-NETの信頼を阻害した責任は、実際に取材した孫請けのDJにあるとして、期待権(取材対象者が抱く期待は、法的保護の対象になるそうです)の侵害を理由に、賠償金100万円の支払いをDJに命じる一方、NHKの責任は、編集権があるからとして、一切認めておりません。
DJは、NHKの度重なる番組内容変更の要求に対して抵抗し続け、最後には、クレジットから外してくれと言い、番組制作からほとんど降りていたにも関わらず、NHK本局とNHKエンタープライズ21は、放送直前に、無理やり編集し直し、DJのクレジットを残したまま放送したという経過を考えると、日本ビデオニュース株式会社にとっても、対岸の火事どころではないですね。
参考)『ご臨終メディア』
企画書通りに番組作って、局に渡した。そうすると、局の意向で、局の「自由な編集権」によって、内容の変更が行われる。その事態について、被取材者から、期待した内容と違うといって訴えられる。結果、制作会社の責任だけ認定され、局の責任は見過ごされる。・・・滅茶苦茶な判決(森達也氏)
January 30, 2006
趣は異なりますが、科学研究における不正行為(東大、阪大 etc)が賑やかですね。柳田充弘先生の率直な御見解がとても参考になりました。
柳田充弘の休憩時間 Intermission for M. Yanagida
http://mitsuhiro.exblog.jp/
「研究者というのは、ひとたび研究内容を公表したら、秘密があってはいけないことになっています。」「10年くらいかけて営々と努力して見つけたり作ったりしたものでもひとたび発表されたら、無償で出さないといけないことになっています。」「しかしこれが営利のための研究であるのなら、秘密こそが企業利益を生みだす源泉なのだということも知らねばなりません。」「自分の生活の糧は、秘密こそが守ってくれるとも言えるのです。」「それでは、わたくしのように基礎研究をやってきたものにとって、すべてが公開であって、秘密はないのかということになりますが、実際にはすこしあります。」「なにが許される秘密なのか、なにが許されないのか、実はこの価値観はかならずしも共有されていません。秘密性について、いちじるしく異なった考えで研究者が研究をしていることは事実です。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3260659/
「ちょっと見ると,誤りの論文と捏造の論文の区別がつきがたいのです。しかし,誤りと捏造とは天と地ぐらい違います。」「わたくしも,ある年齢までは,研究者性善説で研究者ともあろうものがそんな悪事を働くはずが無い,もしもやってしまったのなら、それは魔が差したのだろうと,同情的な意見を持っていたことがありますが、いまはそういう考えを持っていません。わたくしたちのコミュニティーには確信犯的に周到にデータ捏造をする人達がいるのだと思うようになりました。残念ながら捏造としてはっきり出てくるのは、氷山の一角といわざるを得ません。出てくるケースは、多くの場合、目立った研究成果として研究者の関心を引き,追実験などをする人達が不正行為に気づくもので,追実験が行われないものでは、なかなか分からないものです。ですから、出てきたものをもしもきちんと処罰しなければ捏造行為は蔓延するでしょう。」「なぜそのように捏造データをする人達が出てくるのでしょうか。それは論文を有名ジャーナルに公表すれば,就職ができる,昇進できる,研究費が得られる,そして知名度が高まるからです。データ一つで研究者としての存在意義が大きく変わると思う人が出てくる温床が研究の世界にはあるのです。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3245135/
「気になるのは、日本の体質になりつつある、なにごとも進行が遅いことでしょう。なにしろ社会の全般でのデシジョン(決定)の遅さではいまや日本は世界一だとわたくしは思います。」「大阪大学では、捏造問題についてすでに研究科の教授会レベルでは結論がでて、二教授に懲戒的な処分をするよう大学本部に申し入れがされてるようですが、マスコミも一紙しか報道しないなので、なぜか静かに決着を待ってるという、不思議なムードになってます。わたくしもこの阪大のケースを論じたいのですが、確認されてない情報なので、議論しにくいのです。東大のケースは、RNA学会の指摘通りであれば、悪質のようにわたくしには思えるのですが、これもたぶん非常に長い経過をたどりそうな気がします。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3270215/
← 阪大のケースについて
http://mitsuhiro.exblog.jp/1929287/
「日本では、関係研究者かこの問題を熟知している研究者の発言を気をつけて探しているのですが、ほとんどありません。不思議です。やっと見つけると、わたくしとしては、共感できるどころか、なにをとんちんかんな事を言ってるのだと、腹立たしくなるような意見でした。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3298934/
← 米本昇平氏の見解に対する批判
http://mitsuhiro.exblog.jp/3275232/
「日本の研究機関では、研究そのものの不正以外に、セクハラ、アカハラの問題の類も相当に深く潜行してあるので、やはりこれらも外部にでてきて世間の常識のもとで議論した方が、どこまでが許され、どこからは許されないか、そのボーダーがはっきりするのかもしれません。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3489008/
← 京大の先生だけに故・矢野暢氏の顛末が思い出されます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A2%E9%87%8E%E6%9A%A2
「日本の専門家の意見もききたいのですが、公のものはあまり見あたりません。」
http://mitsuhiro.exblog.jp/3249992/
← 月刊「FACTA」「編集長ブログ」
http://facta.co.jp/blog/
における阿部重夫氏の多比良和誠(たいら・かずなり)東京大学教授(大学院工学系研究科)に対する執拗な攻撃も、大多数のメディアを始め、共同研究者や競合研究者が批判的コメントをすることもなく、往々にして沈黙に終始しているという背景あればこそでしょう。日本人研究者の多数派は、皆、脛に傷もち、同病相哀れむ方々ばかりなのでしょうか? そうではないはずです。公共心を忘れたこのようなメンタリティを観るにつけ、今なお改善されない日本人の未成熟さ ― 連合国最高司令官解任後の公聴会におけるダグラス・マッカーサー元帥の指摘 「科学、芸術、神学、文化の発展において、もしアングロ・サクソンが45歳だとすれば、ドイツ民族は同じくらいに成熟している。日本民族は、時間的には古い文明をもつが、非常に教化を必要とする。近代の文明の標準で測れば、彼等は45歳のわれわれよりは年下の12歳の少年にあたる。ドイツ民族はわれわれと同じくらい成熟している。近代の倫理を無視した彼らが何をやったとしても、それは意識的になされた・・・しかし日本民族の場合は全然違う。類似点は全くない」 を想起せざるを得ません。12歳の少年と揶揄される中、柳田充弘、阿部重夫両氏の姿勢は稀有であり、擁護尊重すべきだと思考します。
「17世紀ナポリに生まれた歴史哲学者ジャンバッティスタ・ヴィーコ(1668~1744)のデカルト批判の言葉――「真なるものは作られたものなり」(verum=factum) 作られたもの(factum)という自覚なくして真実(verum)は語れない。ジャーナリズムも同じである。」 http://facta.co.jp/blog/archives/20060215000082.html
科学者に対する諦観の端緒は、私の場合、ワトソン(アン・セイヤー著『ロザリンド・フランクリンとDNA』)でした。
February 16, 2006
「いちばんの問題点は関係研究者によるくわしい説明、弁明がないことです。いわゆる説明責任がまったく果たされてないのです。」
嗚呼・・・我が母校よ!
http://mitsuhiro.exblog.jp/3535861/
February 16, 2006
コメントしてください





